回顧
まだ原宿が若者の街と認識
される以前、ショップなど
ほとんど無かった時代から、
ドメスティックブランドの
元祖的ショップとして君臨し
現在に至る隆盛を築き上げた
CREAM SODA/PINK DRAGON
代表 山崎眞行氏の訃報を知った。
山崎さんは1968年から
ロックンロールビジネスを
展開してきた。
新宿『怪人20面相』
原宿『クリームソーダ』
『ガレッジパラダイス東京』
渋谷『ピンクドラゴン』
といった伝説的なショップを
数多く仕掛けてきた人物だ。
80年代に現象とも言える流行
となった50'sスタイルを煽動
したショップ
CREAM SODAは、
地方に住む僕らにとっても、
憧れであり多大な影響を受けた。
特に現在40代くらいの方なら
一度はあのドクロマークを
見たことがあるだろう。
1985年に出版された
山崎さんの私小説的な一冊
『原宿ゴールドラッシュ青雲篇』
森永博志(著)
(ソニーマガジンズ)
*2004年に文庫化
『クリーム・ソーダ物語
50年代原子爆弾ブック』
山崎眞行(著)
(JICC出版)
1982 *現在廃版
原宿ゴールドラッシュは
文庫化されるまで読んだことなかったけど、
当時この本は飽きることなく
毎日のように眺めてました。
僕も家出して上京し、
クリームソーダの店員になりたい、
などと夢想したほど憧れた。
正真正銘のバイブルだった。
例えば少し上の世代にとって
のVANがそうだったように、
僕らにとってクリームソーダ
の存在自体が教科書だった。
フィフティーズスタイルは
もちろんアメリカの古き良き
時代のファッション、音楽、
ライフスタイルへの憧れから
始まっているのだと思うけど
僕らにとって重要だったのは
それらが直接アメリカから
入ってきたものではなくて、
ロンドンの空気を採り入れた
クリームソーダのフィルター
を経由させることによって、
全くオリジナルの80's東京スタイルを
提唱していたことじゃないかと思う。
そこには、テッズ、ロッカーズ、グラム、
パンク、ニューロマンティック…
様々なユースカルチャーの
要素が詰まっていたような気がする。
しかもそれをロカビリー系だけじゃなく地方のヤンキー兄ちゃんまで
嬉々として身に付けていたのだから
尚更日本オリジナルのスタイルになっていた。
古今東西、不良の憧れるスタイルに
そう違いはないのだ。
クリームソーダのスタッフに
よって1982年に結成された
ロカビリーバンド
BLACK CATS
も大好きだった。
修学旅行で原宿に行った時に
ガレッジパラダイス東京で、
ヴォーカルの高田誠一さんに遭遇し、
写真をお願いしたら快く応じてくれ
ステージ衣裳みたいにビシッとキメて
登場したのが忘れられない。
ショップスタッフにバンドを
結成させ自社の製品を着て表現する
という手法は、
マルコムマクラレンが
セックスピストルズを手がけたのと
まるで同じだし、
その後の現象も似ている。
ヴィヴィアンやマルコムほど
モード的ではなかったけど、
僕らにも手の届く最高の
ファッションだった。
(リーゼントはしたことないが)
過去形ではなく現在進行形で
今もそのスピリットが生き続けているのは
本当に凄いことだと思う。
TOO FAST TO LIVE , TOO YOUNG TO DIE
される以前、ショップなど
ほとんど無かった時代から、
ドメスティックブランドの
元祖的ショップとして君臨し
現在に至る隆盛を築き上げた
CREAM SODA/PINK DRAGON
代表 山崎眞行氏の訃報を知った。
山崎さんは1968年から
ロックンロールビジネスを
展開してきた。
新宿『怪人20面相』
原宿『クリームソーダ』
『ガレッジパラダイス東京』
渋谷『ピンクドラゴン』
といった伝説的なショップを
数多く仕掛けてきた人物だ。
80年代に現象とも言える流行
となった50'sスタイルを煽動
したショップ
CREAM SODAは、
地方に住む僕らにとっても、
憧れであり多大な影響を受けた。
特に現在40代くらいの方なら
一度はあのドクロマークを
見たことがあるだろう。
1985年に出版された
山崎さんの私小説的な一冊
『原宿ゴールドラッシュ青雲篇』
森永博志(著)
(ソニーマガジンズ)
*2004年に文庫化
『クリーム・ソーダ物語
50年代原子爆弾ブック』
山崎眞行(著)
(JICC出版)
1982 *現在廃版
原宿ゴールドラッシュは
文庫化されるまで読んだことなかったけど、
当時この本は飽きることなく
毎日のように眺めてました。
僕も家出して上京し、
クリームソーダの店員になりたい、
などと夢想したほど憧れた。
正真正銘のバイブルだった。
例えば少し上の世代にとって
のVANがそうだったように、
僕らにとってクリームソーダ
の存在自体が教科書だった。
フィフティーズスタイルは
もちろんアメリカの古き良き
時代のファッション、音楽、
ライフスタイルへの憧れから
始まっているのだと思うけど
僕らにとって重要だったのは
それらが直接アメリカから
入ってきたものではなくて、
ロンドンの空気を採り入れた
クリームソーダのフィルター
を経由させることによって、
全くオリジナルの80's東京スタイルを
提唱していたことじゃないかと思う。
そこには、テッズ、ロッカーズ、グラム、
パンク、ニューロマンティック…
様々なユースカルチャーの
要素が詰まっていたような気がする。
しかもそれをロカビリー系だけじゃなく地方のヤンキー兄ちゃんまで
嬉々として身に付けていたのだから
尚更日本オリジナルのスタイルになっていた。
古今東西、不良の憧れるスタイルに
そう違いはないのだ。
クリームソーダのスタッフに
よって1982年に結成された
ロカビリーバンド
BLACK CATS
も大好きだった。
修学旅行で原宿に行った時に
ガレッジパラダイス東京で、
ヴォーカルの高田誠一さんに遭遇し、
写真をお願いしたら快く応じてくれ
ステージ衣裳みたいにビシッとキメて
登場したのが忘れられない。
ショップスタッフにバンドを
結成させ自社の製品を着て表現する
という手法は、
マルコムマクラレンが
セックスピストルズを手がけたのと
まるで同じだし、
その後の現象も似ている。
ヴィヴィアンやマルコムほど
モード的ではなかったけど、
僕らにも手の届く最高の
ファッションだった。
(リーゼントはしたことないが)
過去形ではなく現在進行形で
今もそのスピリットが生き続けているのは
本当に凄いことだと思う。
TOO FAST TO LIVE , TOO YOUNG TO DIE
by imag0020
| 2013-03-27 02:26
| My Favorite Things