称号
『千のヴァイナル』
@ JOEU-FM (02:00~)
第148回
『バックバンド スカタライツ』
今夜は
結成50周年を迎え、
2月にBlue Note Tokyoでの
ライヴが決定した
The Skatalitesがバッキングで演奏した
数々のシンガーの音源を聴いてみる。
主なヴァイナル出演者(予定)
Jackie Opel, Delroy Wilson,
Maytals, Wailers, Tonettes,
Clive & Naomi, Andy & Joey
etc.
伝説の89年の初来日以来、
もう何度目の来日になるのだろう?
結成50周年と書いてあったので
同じく2月にやってくるストーンズと
同期くらいか?または少し後輩か。
いずれにしても凄いことだ。
60年代初頭、スカタライツは
ジャマイカ音楽シーンの重要レーベル、
スタワン(STUDIO ONE)の
数々のシンガーのバッキングを務める
レーベル専属バンドとして機能していた。
(一説には僅か数年で600曲以上もレコーディングしたとか)
ジャマイカのサウンドシステム
(要は野外クラブパーティ)は
激しい競争(抗争と言って良い)
を繰り広げており、
そこでプレイされるレコードこそが
ライバルサウンドとの勝敗の
行方を決する重要なツールであり、
流行の最先端メディアだったのだ。
そのサウンドシステムで
ジャズ、R&Bなど
アメリカの流行歌を輸入していた
スタワンのボス、コクスンは
オリジナル音楽を創造し、
自社レーベルで演奏、録音し
レコード制作を開始させた。
それが優れたスタジオミュージシャンの
集合体スカタライツである。
当初はライヴ演奏する必要などなかったのだ。
まさかこうやって50年後にツアーを
やっているなんてことは当時 誰も想像していなかっただろう。
ジャマイカ音楽の歴史の中で
『スカ』の流行は短命であり
才能あるメンバーそれぞれが
ソロやリーダーバンドを率いて
更なる創造性を発揮した活動に
移行していくことになるので
スカタライツの初期は僅か数年で
その役目を終えている。
80年代以降の再結成を含めて
非常に流動的ではあるが
以下の顔ぶれがスカタライツの
メンバーと考えられている。
Bass:
Lloyd Brevett
Lloyd Spence
Drums:
Lloyd Knibbs
Arkland 'Drumbago' Parks
Alto Saxophone:
Lester Sterling
Karl 'Cannonball' Bryan
Baritone Saxophone:
Karl 'Cannonball' Bryan
Tenor & Baritone Saxophone:
Dennis 'Ska' Campbell
Trumpet:
Oswald 'Baba' Brooks
Reverend Billy Cooke
Percival Dillon
Bobby Ellis
Raymond Harper
David Madden
Johnny 'Dizzy' Moore
Trombone:
Don Drummond
Emmanuel 'Rico' Rodriguez
Ron Wilson
Organ & Harmonica:
Charles 'Charlie Organaire' Cameron
Piano:
Gladstone 'Gladdy' Anderson
Jackie Mittoo
Guitar:
Jerome 'Jah Jerry' Hines
Harold McKenzie
Nerlyn 'Lyn' Taitt
Ernest Ranglin
Vocals:
Doreen Schaffer
Tony Da Costa
Dobby Dobson
Tony Gregory
Jackie Opel
Lord Tanamo
スカ~ロックステディ~レゲエ~
ルーツ~ダンスホールと進化していく
ジャマイカ音楽の発展に貢献した
伝説的なメンバーの多くが世を去り
当然だが存命の方も高齢者ばかりだ。
若いメンバー中心のツアーになる。
来日メンバーを見ても
レスタースターリング(Sax)と
ドリーンシェファー(Vo)
しか解らないが
スカタライツの名前を継承し
真にオーセンティックなスカの
魅力を世界中に伝えていくことは
往年のロックバンドの再結成とは
また異なる意味合いがあるのではないか
と思っている。
『オーセンティック』の称号は
スカタライツだけに与えられたものだから。
@ JOEU-FM (02:00~)
第148回
『バックバンド スカタライツ』
今夜は
結成50周年を迎え、
2月にBlue Note Tokyoでの
ライヴが決定した
The Skatalitesがバッキングで演奏した
数々のシンガーの音源を聴いてみる。
主なヴァイナル出演者(予定)
Jackie Opel, Delroy Wilson,
Maytals, Wailers, Tonettes,
Clive & Naomi, Andy & Joey
etc.
伝説の89年の初来日以来、
もう何度目の来日になるのだろう?
結成50周年と書いてあったので
同じく2月にやってくるストーンズと
同期くらいか?または少し後輩か。
いずれにしても凄いことだ。
60年代初頭、スカタライツは
ジャマイカ音楽シーンの重要レーベル、
スタワン(STUDIO ONE)の
数々のシンガーのバッキングを務める
レーベル専属バンドとして機能していた。
(一説には僅か数年で600曲以上もレコーディングしたとか)
ジャマイカのサウンドシステム
(要は野外クラブパーティ)は
激しい競争(抗争と言って良い)
を繰り広げており、
そこでプレイされるレコードこそが
ライバルサウンドとの勝敗の
行方を決する重要なツールであり、
流行の最先端メディアだったのだ。
そのサウンドシステムで
ジャズ、R&Bなど
アメリカの流行歌を輸入していた
スタワンのボス、コクスンは
オリジナル音楽を創造し、
自社レーベルで演奏、録音し
レコード制作を開始させた。
それが優れたスタジオミュージシャンの
集合体スカタライツである。
当初はライヴ演奏する必要などなかったのだ。
まさかこうやって50年後にツアーを
やっているなんてことは当時 誰も想像していなかっただろう。
ジャマイカ音楽の歴史の中で
『スカ』の流行は短命であり
才能あるメンバーそれぞれが
ソロやリーダーバンドを率いて
更なる創造性を発揮した活動に
移行していくことになるので
スカタライツの初期は僅か数年で
その役目を終えている。
80年代以降の再結成を含めて
非常に流動的ではあるが
以下の顔ぶれがスカタライツの
メンバーと考えられている。
Bass:
Lloyd Brevett
Lloyd Spence
Drums:
Lloyd Knibbs
Arkland 'Drumbago' Parks
Alto Saxophone:
Lester Sterling
Karl 'Cannonball' Bryan
Baritone Saxophone:
Karl 'Cannonball' Bryan
Tenor & Baritone Saxophone:
Dennis 'Ska' Campbell
Trumpet:
Oswald 'Baba' Brooks
Reverend Billy Cooke
Percival Dillon
Bobby Ellis
Raymond Harper
David Madden
Johnny 'Dizzy' Moore
Trombone:
Don Drummond
Emmanuel 'Rico' Rodriguez
Ron Wilson
Organ & Harmonica:
Charles 'Charlie Organaire' Cameron
Piano:
Gladstone 'Gladdy' Anderson
Jackie Mittoo
Guitar:
Jerome 'Jah Jerry' Hines
Harold McKenzie
Nerlyn 'Lyn' Taitt
Ernest Ranglin
Vocals:
Doreen Schaffer
Tony Da Costa
Dobby Dobson
Tony Gregory
Jackie Opel
Lord Tanamo
スカ~ロックステディ~レゲエ~
ルーツ~ダンスホールと進化していく
ジャマイカ音楽の発展に貢献した
伝説的なメンバーの多くが世を去り
当然だが存命の方も高齢者ばかりだ。
若いメンバー中心のツアーになる。
来日メンバーを見ても
レスタースターリング(Sax)と
ドリーンシェファー(Vo)
しか解らないが
スカタライツの名前を継承し
真にオーセンティックなスカの
魅力を世界中に伝えていくことは
往年のロックバンドの再結成とは
また異なる意味合いがあるのではないか
と思っている。
『オーセンティック』の称号は
スカタライツだけに与えられたものだから。
by imag0020
| 2014-01-25 11:58