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『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8
THE CLASH / KNOW YOUR RIGHTS
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アメリカでのクラッシュ史上最大のヒットとなった、
5 thアルバム[Combat Rock]からの先行シングル(82年)
他にも[Rock The Casbah],[Should I Stay Or Should I Go]
といったシングル・ヒットが生まれたアルバムだが、
それらと比較すると、どうにも地味な印象が拭えない曲だ。
本来のクラッシュらしい生真面目さとでも言うべきか。
なにしろ邦題が『権利主張』である。
だがクラッシュほど漢字(日本語)タイトルがハマるバンドもない。
これはクラッシュの国内盤をリリースするCBSソニーの
当時の担当ディレクター氏のセンスなのだろうが、
相当クラッシュを理解していた人であろう。
邦題を並べてみるだけでクラッシュというバンドが理解できるのだ。
[White Riot]→『白い暴動』
[Give ‘em Enouh Rope]→『動乱』
[English Civil War]→『英国内乱』
[The Equaliser]→『平等』 etc.
まさに詩人であり革命家であったジョー・ストラマー
という人物像そのままの言葉が並んでいる。
筆者が中学生の頃、初めてクラッシュを見た時の印象も「漢字」だった。
『コンバットロック』のジャケットにも使われているバンコクの線路上で
撮影された写真でジョーが『無線衝突』と書かれたTシャツを着ていて
「なんで日本語書いてるんだろう?」と不思議に思ったり、
後にも先にもたった一度きりの来日ツアーとなった82年のライヴが
当時NHKでオンエアされていたのだが、
その時もジョーは『団結』と書いたハチマキを巻き、
右腕には「世界はひとつ」、左腕には「ミッキーマウスを殺せ!」(笑)
というメッセージをマジックで書いていたのだ。
それにしても、このジャケットにおける『権利主張』の重さ、
レイアウトの迷いの無さはどうだ。文字通り「主張」している。
当然、英国盤等はこの四文字が入っていないデザインなのだが、
どう考えても日本盤の仕様の方が優れているし、
外国でのウケも良かったのではないかと思う。
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by imag0020 | 2008-04-17 22:53 | レコード日記
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DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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