アイマグブログ― カマタヒロシ 

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行きつけ、というほどの常連でもなく、

せいぜい2~3ヶ月に1度くらいしか

顔を出していなかったが、

お気に入りのカードショップが閉店していた。

ふと思いつき久しぶりに行ってみたら、

店内に灯りはついているけどドアは閉まっていて、

よく見ると「長い間ご愛顧いただきありがとうございました」

的な紙が貼ってある。

エッ!と驚き、思わずドアをノックした。

すると、中から店主が「あー、どうも」と出迎えてくれた。

「ちょっと、マジすか⁉︎  全然知らなかったんですけど!」

と、詰め寄ると、

「そうなんですよー」と。

聞けば23日で営業を終了して片付けに入っていると。

移転前の店舗と合わせると15年もやっていたんだそうだ。

店内は足の踏み場も無いくらい散らかっていて、

商品だったカードやら、フィギュアやらに、

その箱や袋などが雑然と置かれていて、

什器から商品まで、お客さんにあげたり、棄てたり、

処分しながらテナントを空っぽにしていく作業中だった。

まるで1年前の自分を見ているようだ。

そもそも僕はカード屋さんにレコード屋と

同じ性質の匂いを感じ取っていて、

それは普段の生活では周りにいないカードコレクターのお客さんや店主と話をしたりする、

単なる商品を買う以上の「場」として

自分にとって重要な空間だった。

元々は友人に教えられて通うようになった店だったが、

僕はいわゆるボックス(箱)買いなんかしないし、

キャンプの始まる頃や松山で公式戦が開催される時に

サイン用にと1枚数十円のシングルカード(バラ売り)を、

まるでレコードを掘るように漁り、

あとはカード用のスリーブやら

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トップローダーやら、

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マグネットホルダーやら、
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9ポケットアルバムやらサインボール用ケースやら、

その辺の百均等で買えないコレクションを整理するための

ultra pro社製専門グッズを買ったりする程度だったから、

たまに来店しても大してお金を落とさないくせに長居するという店側からしたら迷惑な客でしかなかったと思う。

そういうグッズだって、別にネットで購入できるだろう。

なんなら在庫も豊富で安かったりするかも。

けど、そういうものをフラッと行って買える店が僕にはとても重要で、

例え千円未満の買い物しかしなくても、

それをある種の口実に店に遊びに行けるのが

また嬉しいことだったのだ。

店主も凄く誠実な人で、

いつも僕が行くと必ず

「あー、阪神のカードは出てないですねー」

と申し訳なさそうに言ってくる。

「(いや、阪神以外も見たいんだけどな)」

と、毎回心の中で思いながら話を始めるのだが、

お客を不快な気持ちにさせるようなこともなく、

ホント居心地も良かったから、

閉店の事実に何か得体の知れないショックを受けた。

本当なら、お金と暇があるなら毎日でも通って

野球の話をしていたいくらいの

"OUR FAVOURITE SHOP" だったが。

多分常連の皆んなも行き場をなくしてさぞ残念だろう。

ただ、こちらの勝手な想いとは裏腹に店を維持していく

店主の大変さは僕も理解している。

決断するのにも悩んだ事だろう。

「よかったら好きなだけ持って帰ってください」と、

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2013年の阪神レジェンドカードボックス

なんと3箱もいただいてしまった。

本来の目的だったコレクション整理用グッズは既に売り切れていたので、

何か最後に買い物して帰りたいと思って、

そこに置いてあった2007Toppsのボックスを

処分価格で売ってもらった。

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まるで上等なカステラの箱のような松坂ルーキーイヤーボストン仕様
2007年版Toppsボックス。マニーラミレスもいる。これだけで600枚以上 笑

なんなら片付けのお手伝いでもさせてもらいたかったが、

邪魔になるといけないので名残惜しいが店を後にした。

また1つ「代わりのきかない店」が消えた。

ズッシリと重いカード4箱(枚数にしたら千枚はある)を運びながら、

本来ならめっちゃ楽しいはずの帰り道が寂しくて仕方なかった。

それにしても、まさかのタイミングで導かれるように最後に行けて良かった。

いつの間にか、知らない内に無くなってたら

もっとショックだったに違いない。


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# by imag0020 | 2017-11-27 07:36 | 野球カード

直交

https://www.youtube.com/watch?v=pAgnJDJN4VA&feature=share


ロックの歴史上最も偉大なバンドは?

と聞かれたら、

迷わずAC/DCと(敢えて大袈裟に)答える。

(日によって変更になる場合があります)

AC/DCの名前くらいは誰でも知ってるだろうが、

実際に聴いたことないって人は意外に多い。

そのバンド名のロゴマークは世界で最も認知されている物の1つであり、ストーンズやラモーンズ、キッス、エアロスミス、ピストルズ等と並ぶアイコンとして、

それこそ音を聴いたことない連中も含めた

世界中のキッズがTシャツを愛用している。

なぜ今更こんなことを書いているかと言うと

欧米のロックに対して理解と関心のあるはずの我が国で、AC/DCの評価が異様に低いからに他ならない。

その理由は未だによく解らないのだが、

確かにこれほどの長いキャリアを誇るバンドにしては来日ツアーの回数も極端に少ない。

今回のマルコム・ヤング死去に関する国内の報道や反応を見ても評価の低さを再認識した。

僕がAC/DCを知ったのは中学生の時。

ちょうどアルバム "Back in Black" がリリースされた頃だった。

友達の兄貴が持っていたのを聴かせてもらったのを記憶している。

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1980年7月にリリースされた

『バック・イン・ブラック』は、全世界で5300万枚以上のセールスを記録、

1億枚以上売ったMJ『スリラー』は別格として、

"The Dark Side of the Moon" Pink Floyd

"The Greatest Hits" Eagles

等の大名盤と並ぶ「歴代最も売れたアルバム」トップ5にランクインしている。

分類上、ハードロックやメタルのバンドとして紹介されてしまうため無意識に遠ざけてしまっている人も多いのかもしれないが、

それは非常にもったいないことをしている。

最近はアクセル・ローズをヴォーカルに迎えたりしていたが、あれはあまりよろしくない。

全盛期のアクセルなら声質も含めてハマらなくもないかもしれないが。

(ただ、ガンズもAC/DCから多大なる影響を受けていることは明白で本人にとっては光栄なことだろうが)

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スクールジャケットに短パン姿、

足でリズムを取りながら、ヘッドバンギングしながら、

ギブソンSGをかき鳴らすリードギター

アンガス・ヤングに目を奪われがちだが、

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その真逆で地味なルックスで黙々とリフを刻むリズムギターに徹しているのが兄のマルコムヤングだ。

およそそのサウンドには不似合いに見えるグレッチのギターを抱えているのも面白い。

バンドの結成から数々のソングライティングまで、

重要な役割を果たしてきたマルコム。

マルコムこそAC/DCだった。

R.I.P.

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僕が所有する唯一の国内盤7インチがコレ。

カップリング曲もジャケットデザインも日本独自の企画。

海外のファンが一番欲しがるやつ。


よく考えたらいろんなところでサンプリングされたブレイクビーツでもある。


https://www.youtube.com/watch?v=dsVAOjVYQnY&feature=share


"Rock Hard" Beastie Boys


https://youtu.be/7rUbBZAsmH4


"Dope Beats" BDP









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# by imag0020 | 2017-11-20 09:40 | My Favorite Things

大江

ザ・ルースターズの7インチシングル

8タイトルが限定リマスター復刻!

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ルースターズって、いまや

「伝説のバンド」みたいな評価になってる。

ミッシェルガンエレファントが影響されてどうのこうのみたいな書き方されてるのをよく見る。

僕はリアルタイム世代だが、

中学生の頃を思い返してみても、

僕の周りにはそれほどルースターズを熱心に聴いてた奴はいなかった。

RCやモッズは多かったけど。

佐野元春やハウンドドッグなんかは

みんな聴いてたけど。

例えばアナーキーなんかは漢字で「亜無亜危異」なんて表記してたお陰(?)で、

横浜銀蝿とか聴いてた連中にも愛聴されたりしてたけど、

ルースターズは少しコアなロックを好きな人が聴いてたのかもしれない。

たまたま僕の周りにいなかっただけか?

いずれにしてもルースターズが、あの時代の

カッコいいバンドであることは間違いない。

RCにしても、シナロケにしても、スライダーズにしても、

ストーンズ好きを匂わすバンドは多いが、

ルースターズのストーンズ色はまた違う。

みんながミック&キースの日本版みたいなのをやりたがってた(シナロケは違うか)中で、

ルースターズは初期のストーンズが好んでやってたチャックベリーやボ・ディドリーとか、R&Bを自分達のスタイルに取り入れてて。

そういう意味でも僕はファースト(アルバム)だな。

ピッグバッグみたいな『ニュールンベルグ』の12インチとかも好きだったし、

バンドが変化していっても面白いことやってたけど、やっぱりファースト。

今の僕はもはや7インチシングルしかいらない、

店に行ってもアルバムはチェックしない主義になってしまったけど、

このファーストはずっと手元に置いておきたい。

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何と言ってもジャケが好きだし。

やっぱりロックの美学は「整列」ですよ。

http://imag002.exblog.jp/amp/14313066/ 

参照されたし


昔、ZOOTの頃に花田裕之さんが来店して思わずサイン貰った一枚。(2004年って書いてるな)

その日は一緒に呑みに行ったりもした

当時ライヴすら観れなかったのに、まさか本人に会えるなんて思わなかった。

僕はいわゆる大江信者でもない、あくまで

バンドとしてのルースターズが好きだから

花田さんにいろんな質問してみたけど大江の話はしなかったなー。

(大江慎也はあえて「大江」と呼び捨てにしたい)


で、今回の7インチ復刻盤。

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オリジナルで持ってるのはよくかけてた

ロージー』のみ。

アルバムは中古盤でもよく見かけるけど、

ルースターズのシングルはホント見ない。

一番嬉しいのは

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どうしようもない恋の唄』コレに尽きる。

これもよくかけてるけどシングル持ってないから仕方なくアルバムでかけてた。

完全にモータウンソングのカバーやけど(っていうかジャムか)

このシングルはたまーにオークションとかで見かけても、まー高いから。

(ちなみに今もオークションに3万超えで出てる)

だから、復刻盤7インチなんか喜んで買って

(当分やる予定も無いが)DJでこれ見よがしにかけるのも癪に触るが、コレは欲しいわ。

ホントのホントのところは、そりゃオリジナル盤が欲しい。

別にコレクターでもなんでもないけど。

ハッキリ言って復刻版の税込2,700円って価格も高い。

けど、何処かの知らない奴から3万で買うよりはマシやん?って思う。

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後期のルースターズが好きって人も多い

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# by imag0020 | 2017-11-14 02:36 | レコード日記

鍵盤

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8年前に亡くなったマイケル・ジャクソンさんの

遺品のオークションが行われ、

日本人の女性がジャケットを約1000万円で落札しました。

50代の日本人女性が落札したのは

「今夜はビート・イット」で着た赤いジャケットで、

今回、最も高い約1080万円でした。

このオークションにはマイケルさんの関連の32点が出品され、インターネットを中心に数千人が参加したということです。』

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80s洋楽王として見逃せないニュースが。

まず、コレは "BEAT IT" PVで着てた

ジャケットってことなんでしょうけど、

コレはそもそも市販されてたものなのか?

MJ用に特注されたものなのか?

MJが好んで着用していたものなのか?

それとも単に衣裳として用意されたものなのか?

一着しか存在しないのか?

どうだったんでしょうね。

当時この曲がヒットした後にコレ風なジッパーのいっぱい付いた革ジャンがいろいろなところから出てたのを記憶している。

レザーじゃなくてビニール製のペラペラのやつもあったな。

でも、アレを着るのは正直勇気いると言うか、

マイケル風どころかあまりにもマイケルそのものだから、

かなり恥ずかしいなと思ってました。

今で言うコスプレに近い感覚。

でも、80年代初頭のヒップホップのアーティストなんかも似たようなのを着てるのを見かけて、

あー、彼らもMJが好きなのか、

もしくは単に黒人の間でトレンドだったのか。

って思って微笑ましいなと思うように。

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まー、その後の "Thriller" PV時の赤いジャケットも、

"BAD" の時の黒いジャケットもそれぞれ流行ったんですけどね。

話は逸れますが、当時僕はこの "BAD" に対して否定的と言うか、

BADってタイトル、ダサくないか?」と思ってました。

で、その頃クラッシュのミックジョーンズが

Big Audio Dynamite 略して BAD ってグループをやってて、

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彼らが着用してたオリジナルBADキャップをロンドンからわざわざ買ってきてもらって入手したんですけど、

まー、かぶってると必ず

「オッ、マイケル?」って言われましたね。

自然と被らなくなっていきましたよ。

で、話は戻りますが、

この "BEAT IT" PVをみんなが観たことある体で書いていきます。


今となっては改めて最初から見る事もないと思うので一応貼っとく。

僕はこの赤いジャケットよりも、

1分20秒くらいのところでマイケルがベッドの上で寝転んでるシーン、

この時に着てるTシャツが気になってたんですよ。

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僕は勝手に鍵盤音符Tシャツって呼んでるんですけど、

このTシャツを着てるのは、このシーンだけで、

他のシーンのレザージャケットの下には違うTシャツを着てるので、

鍵盤音符Tシャツについて語られることは滅多にないのですが、

コレがどこかのブランドのものなのか、

その辺りも今となっては全く手がかりがない。

どうしても欲しいなと思って調べたりしたんですけど、

やはり同じ様にこのTシャツに着眼した人が他にもいたようで、コピーして作ってたところがあったんですよね。

しかも、やはり日本人

でも、売ってたら欲しいなと思ったけど、

もうその時点でかなり前の物だったみたいで手に入らず。

そしたら、もっと身近なショップでノリでプリントしたものを1枚いただいたんですよ。

しかも、ちょっとチープなボディにプリントしてあって、ホントに古着みたいな出来で。

ギャズメイオールが着ててもおかしくないようなTシャツで、

気に入って一時はしょっちゅう着てました。

で、もう着倒してボロボロになったので、

新しいのが欲しくて前から自分で作りたいと思っていて。

ただ、ホントにこの短いシーンのキャプチャ画像しか存在しないので、

一からデータを作らないといけないのが大変。

今回のオークションみたいに、もしこのTシャツの現物が現存するなら是非見てみたいものです。

もしかして、今回のオークションに出品されていた32点の中にあったとか。

レザージャケットで1080万ならTシャツは幾らくらいになるのかな?

出来ればその日本人の女性が落札して公開してほしいものだ。

ま、僕の場合はマイケル云々は全く関係なく

このTシャツが欲しいだけではあるけど。

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MJ没後にこの手のものを作ってる人は増えたと思うので、今ではどこかで簡単に手に入るのかもしれない。




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あとは、スリラーのPVの映画館のシーンで着用してた赤いスタジャンも欲しいな。



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# by imag0020 | 2017-11-06 12:01 | 80's洋楽王

鉄拳

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俳優であり元プロ野球選手でもあった、

橋本 力(ちから)さんが83歳で亡くなったというニュースが。

橋本力と聞いても誰やねんって人も多いだろうが、

個人的にあまりにも興味深い、特別な経歴を重ねた人物だったのだ。


まず、毎日オリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズの前身球団にあたる)の外野手として、今から半世紀前のパリーグでそこそこ活躍。

1957年にはレギュラーとして100試合以上に出場しており、

35勝、防御率1.37という驚異的な成績を挙げMVPを獲得した西鉄ライオンズの大エース稲尾和久らと対戦している。

しかし、その後は2軍生活も多くなり、

毎日オリオンズ球団の親会社が映画会社の

大映と合併し大毎オリオンズになったことから、

現代では考えられないことだが、

現役選手なのに野球関連の内容を扱った作品にアドバイザー兼選手役で出演させられている。

しかも、その撮影中にアクシデントで負傷してしまい、

そのまま現役を引退してしまうことになる。

その映画が実質的な俳優デビューとなり、俳優の道に転身した変わり種なのだ。


そして、橋本さんの当たり役となったのが、

1966年(昭和41年)に大映が製作・公開した日本映画の特撮時代劇

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『大魔神』シリーズ三部作への出演だ。

現在で言うスーツアクターなのだが、顔の部分は特殊メイクのみ。

あの血走った印象的な大魔神の眼力は橋本さんの眼そのものなのだ。

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その後はあの勝新太郎に可愛がられ

勝プロに所属し『座頭市』など様々な映画に出演、

その勝プロから派遣される形で出演した香港映画で世界中に存在を知られることになる


ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)

(原題 精武門 英題 Fist of Fury)

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そう、ブルース・リー主演2作目の作品に、

日本人柔道場主 鈴木という悪役で出演したのだ。

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この時点ではリーの映画がまだ日本では公開されておらず、

何の予備知識もないまま派遣されたそうで、

台本も何もなく、ただただリーの敵役を演じたらしい。

そもそも橋本さんは日本で公開されるような作品になるとも思っていなかったんだとか。

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山勝ブルースリーカード裏面より

この映画を観たことある人は解るだろうが、

当時よく日本で公開できたなと思うほど、とにかく日本人は徹底的に悪者として描かれている。

(実際、日本公開版では一部のシーンがカットされている)

なにしろ映画専門誌『映画秘宝』が

「映画秘宝 オール・ジャンル・ランキング

どこの映画雑誌も手を出さない禁断の映画ランキング」

2011年2月号で発表しているのだが、

その中の「今こそ観たい反日アクション映画」

ランキングで『怒りの鉄拳』が堂々1位に選出されていたほどだ。

ちなみに、この雑誌の別冊ムックとして発売された

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この本は90年代リー再評価のキッカケを作った一冊だ。

『ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!』(1996年)に、

橋本さんのインタビューが掲載されていて、僕は初めてそんな日本人がいることを知った。

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封切りされると映画の内容云々など関係なく日本人もブルースリーに熱狂し、小学生の僕も夢中になった。

特にリーが日本人道場に殴り込み、大量のザコキャラを蹴散らした後の橋本さん演じる鈴木とのヌンチャク対日本刀の殺陣は見もので、

なぜか日本人がやられてるのに観てて痛快でもあった。

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かくして橋本さんはリーと作品で共演した非常に珍しい日本人俳優となったのだった。

しかも、後日談として、劇中で橋本さん演じる鈴木が、リー演じる陳真の飛び蹴りを受けて障子を突き破るシーンは、スタントマン時代のジャッキー・チェンが演じていたことも掲載されていて驚かされた。

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これが実はジャッキーチェンだという

Wikipediaによると「ハイスピードで撮影された難易度の高いスタントは初公開当時から予告編のラストカットに使われるなど本作の見せ場の一つとして扱い、スタントマンとしてのジャッキーの出世作となる。リーはこの若きスタントマンに最大級の賛辞を贈った」

つまり、無名時代のジャッキーは、橋本さんのスタントでチャンスを掴んだのだ。

橋本さんは期せずしてリーとジャッキーという二大カンフー・スターの重大な接点に関わっていたことになる。

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別の二大スター ジャッキー(ミットウ)とリー(ペリー)


ちなみにリーは座頭市の大ファンで、座頭市からインスパイアされた盲目の主人公の作品を撮る企画もしていたらしく、その辺りも勝新に日本人俳優をキャスティング依頼した理由になっているのかも。


野球選手として稲尾らと対戦し、役者として大魔神になり、

座頭市に斬られたり、

リーに蹴られたりと、

野球以外は自分から望んだことでもないのに誰にも真似できない数奇な人生を歩んだ橋本さん。

早々と80年代に俳優業を引退していたそうだが、もし続けていたら90年代のタランティーノ作品なんかにもお呼びがかかかっていたのではないだろうか?

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ご冥福をお祈りします






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# by imag0020 | 2017-10-23 01:13 | My Favorite Things
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DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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