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『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#9

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#9
<ノエビア編>
DAVID BOWIE / BLUE JEAN
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デヴィッド・ボウイの長いキャリアの中でも80年代は最も世界的ヒット曲を
連発していた時代であり、一方で往年のファンの失望を買った時期でもある。
その80年代以降、ボウイは日本のCMに度々起用されている。
本人も出演した宝酒造の焼酎CMに使用された『クリスタル・ジャパン』が
最も印象深いが、ここではノエビア化粧品のCMに使用された『ブルー・ジーン』を
紹介しよう。
ノエビア化粧品のCMは、1982年~1987年に放映されていた、
「働く女性は美しい」シリーズで洋楽アーティストの楽曲を積極的に使用していて、
代表的なところで、Freddie Mercury(Queen)による[I Was Born To Love You]や、
このコーナー常連のカルチャー・クラブなどがあり、どれも効果的に使われていた。
(なぜかCMで毎回飛行機が飛んでいた印象があった)
ノエビアは88年以降CMのイメージを大きく軌道修正し、
鶴田一郎の美人画イラストに、主に70~80年代のヒット曲をハードロック調に
アレンジしたものをCMソングとして使用する
「コスメティック・ルネッサンス」というシリーズに変わってしまうのだが、
80年代の日本での洋楽ヒットに多大な貢献をした企業の一つであったことは間違いない。
ちなみにノエビアCM楽曲を集めたコンピレーションCDもリリースされていて、
それによると、『ブルー・ジーン』収録アルバム[Tonight](84年)の前作にあたる
大ヒット作[Let’s Dance](83年)収録の[Without You]も同CMで使われていたようだが、
残念ながら全く記憶に残っていない。
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by imag0020 | 2008-04-21 15:04 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#8

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#8
<スズキ編>
TEARS FOR FEARS / SHOUT
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英国出身のデュオ、ティアーズ・フォー・フィアーズの
2ndアルバム[Songs From The Big Chair]からの
全米No.1ヒット・シングル(85年)
同アルバムからは、この『シャウト』と、
[Everybody Wants To Rule The World]という2曲連続の
全米No.1シングルが生まれ、続く[Head Over Heels]も
トップ3入り、当然のようにアルバムも1位に輝いている。
(本国でも1位にこそなっていないが、同様に大ヒットした)
ニュー・ウェーヴのグループがヒットを飛ばすのは珍しくなかったが、
彼らの曲は何とも言えない重々しい雰囲気があって、
例えば同時代の英国出身デュオであるWham!などとは真逆の
何か安易なポップさを否定しているように聴こえた。
にも関わらずこれほどの大ヒットになったのは、
やたらと「シャウ~シャウ」と繰り返される壮大かつキャッチーな
サビの部分が印象的だったからだろう。
この『スズキ・カルタス』のCMもサビを巧みに使用した映像だった。
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by imag0020 | 2008-04-18 23:08 | レコード日記

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8
THE CLASH / KNOW YOUR RIGHTS
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アメリカでのクラッシュ史上最大のヒットとなった、
5 thアルバム[Combat Rock]からの先行シングル(82年)
他にも[Rock The Casbah],[Should I Stay Or Should I Go]
といったシングル・ヒットが生まれたアルバムだが、
それらと比較すると、どうにも地味な印象が拭えない曲だ。
本来のクラッシュらしい生真面目さとでも言うべきか。
なにしろ邦題が『権利主張』である。
だがクラッシュほど漢字(日本語)タイトルがハマるバンドもない。
これはクラッシュの国内盤をリリースするCBSソニーの
当時の担当ディレクター氏のセンスなのだろうが、
相当クラッシュを理解していた人であろう。
邦題を並べてみるだけでクラッシュというバンドが理解できるのだ。
[White Riot]→『白い暴動』
[Give ‘em Enouh Rope]→『動乱』
[English Civil War]→『英国内乱』
[The Equaliser]→『平等』 etc.
まさに詩人であり革命家であったジョー・ストラマー
という人物像そのままの言葉が並んでいる。
筆者が中学生の頃、初めてクラッシュを見た時の印象も「漢字」だった。
『コンバットロック』のジャケットにも使われているバンコクの線路上で
撮影された写真でジョーが『無線衝突』と書かれたTシャツを着ていて
「なんで日本語書いてるんだろう?」と不思議に思ったり、
後にも先にもたった一度きりの来日ツアーとなった82年のライヴが
当時NHKでオンエアされていたのだが、
その時もジョーは『団結』と書いたハチマキを巻き、
右腕には「世界はひとつ」、左腕には「ミッキーマウスを殺せ!」(笑)
というメッセージをマジックで書いていたのだ。
それにしても、このジャケットにおける『権利主張』の重さ、
レイアウトの迷いの無さはどうだ。文字通り「主張」している。
当然、英国盤等はこの四文字が入っていないデザインなのだが、
どう考えても日本盤の仕様の方が優れているし、
外国でのウケも良かったのではないかと思う。
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by imag0020 | 2008-04-17 22:53 | レコード日記

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#7

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#7
BLONDIE / THE TIDE IS HIGH
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ブロンディ、80年のヒットシングル。
この頃のブロンディのブレイクぶりはハンパなものではなく、
79年の[Heart Of Glass]から始まって、 80年の[Call Me]、
そして、この[The Tide Is High]、続く[Rapture](81年)と、
怒涛の4作連続全米No.1ヒットを記録しているのだ。
しかし、ブロンディは、その活動初期から評価されていたわけではない。
70年代前半からニューヨークで活動を始めているが、本国よりも
まず日本、そしてパンク・ニューウェーヴの渦巻く英国で評価され、
その成功に乗って米国に逆輸入されることになるのだ。
同時期のニューヨークのシーンと言えば、パティ・スミス・グループ、
テレヴィジョン、トーキング・ヘッズ、ラモーンズなど、
かの有名なライヴハウス[CBGB]を拠点としていた連中が中心となっているのだが、
ブロンディはそこからいち早く脱却し、ディスコ・サウンドを取り入れ、
シングル・ヒットを狙ったポップ路線へと移行する。
デボラ・ハリーが新世代のセックス・シンボルとして認知されたことも
成功を生んだ要因であっただろう。
しかし、なんと言ってもこのグループは中心メンバー、
クリス・ステインの類い稀なる音楽センスに拠るところが大きい。
例えば『ラプチャー』は、ジャズ・サックス・プレイヤー、トム・スコットを
フィーチャーしたアーバンなサウンドを展開したラップ・ソングで、
ラップを採り入れた楽曲として初の全米No.1に輝いているし、
この『夢見るNo.1』では、ジャマイカのシンガー、ジョン・ホルトの
ヴォーカル・グループ、パラゴンズによる60年代ロックステディ期の名曲を
カヴァーし、これもジャマイカのオリジナル曲をカヴァーした
初の全米No.1を獲得した楽曲となった。
原曲はロックステディらしいスゥイートなラヴ・ソングで、
“I'm Gonna Be Your Number One♪” と唄うサビが印象的だが、
訳すなら「私は貴方のNo.1になってみせる」というNo.1奪取宣言的な感じだろうか。
「夢見るNo.1」とは少し優しい印象になるが、見事な邦題センスではある。
それにしても、80年代初頭に一般的なアメリカ人にとってアンダーグラウンドな
存在であったハズのレゲエとラップで立て続けに全米1位を獲得しているとは…
同年代にやはりレゲエやヒップホップを果敢に採り入れていた
The Clashでさえ全く及びも付かない快挙である。
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by imag0020 | 2008-04-16 19:33 | レコード日記

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#6

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#6
CULTURE CLUB / DO YOU REALLY WANT TO HURT ME
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昨日の『コマーシャル・ゾーン』に続きカルチャー・クラブの登場。
全英1位、全米2位という大ヒットを記録した3 rdシングル(82年)
英国ラヴァーズ・ロック調な名曲。(B面にはDUBヴァージョンも)
この『君は完璧さ』という邦題は過去このコーナーで紹介した中でも
異例の非常に興味深い経緯によって生まれている。
実はこの曲、昨日も紹介した1stアルバム『ミステリー・ボーイ』に
封入された歌詞カードには2つのタイトルで表記されているのだ。
表面ライナー・ノーツの曲名表記箇所には、
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↑Side-B ⑤曲目『君は完璧さ』と書いてあるのだが、
裏面の歌詞対訳箇所には、
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↑2-⑤『冷たくしないで』と書かれているのだ。
どちらかが、クレジット・ミスなのか。
原題である[Do You Really~]の意味や、歌詞の対訳を読むと、
かなり女々しい男の心情を唄った曲であることから、
『冷たくしないで』という邦題はそれほど異訳ではないと言える。
しかし、『君は完璧さ』となると全く意味が通じなくなってくる。
実はこれ、当初は『冷たくしないで』と表記していたにも関わらず
急遽改題しているのだ。
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ヒットシングル『すみれSeptember Love』(82年)で知られる
日本のNew Wave系バンド、一風堂のメンバーで作曲家としても
80年代に多数のヒットを持つ、見岳章がソロ・シングルとして
[Do You Really~]のカヴァーをリリースしているのだが、
サビ部分以外の歌詞はオリジナルの日本語詞になっていて、
その際に付けられたタイトルが『君は完璧さ』なのである。
つまり、カルチャークラブの日本デビュー盤より先にカヴァー曲が
存在するという異例の事態が起きていたのだ。
しかも、この時点ではカルチャークラブの国内リリース元となる
ビクターもこのカヴァー・ヴァージョンの存在を認識しておらず、
『冷たくしないで』と邦題を発表した後に把握したようである。
同一曲なのにタイトルが異なるとリスナーが混同するという理由で
『君は~』の方に統一したのだと言う。
この曲にいち早く目を付け採り上げていた見岳章もスゴイが、
カルチャークラブがその後、あれほどの世界的ビッグ・グループに化けるとは
まだその当時見岳自身もビクターにとっても予想出来なかっただろうし、
一風堂も前述のヒット曲などでブレイクしていた時期だったので、
その影響力をカルチャークラブのプロモーションに利用したいという
担当者の思惑も見え隠れしていたような気がする。
(今となっては見岳章のヴァージョンの方が相当レアだが)
しかし、本家の方のタイトルを折れて変更させるなんて...
「邦題の世界」屈指の珍エピソードである。
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by imag0020 | 2008-04-15 23:58 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#7

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#7
<サントリー編4>
CULTURE CLUB / MYSTERY BOY
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洋楽ポップス黄金期であった80年代の日本において、
ヴィジュアルの話題性と楽曲の良さでトップの人気を誇ったグループ、
カルチャー・クラブの日本デビュー・シングル(82年)
この曲はサントリーのウイスキーCM曲として書き下ろされたもので、
本国イギリスではシングル、アルバムともに未収録の
完璧に日本独自企画シングルである。サントリー恐るべし。
先に書いたように、このグループはファンカラティーナ・サウンドに
モータウンやレゲエの要素を加えた楽曲センスの良さが売りで、
確かな演奏力の裏付けもあった。
しかし、常に話題の中心となるのはヴォーカル、フロントマンである
ボーイ・ジョージの存在であった。
このシングルのタイトル『ミステリー・ボーイ』も、
ボーイ・ジョージ自身のことを歌っているように見受けられるし、
1 stアルバム[Kissing To Be Clever](邦題:ミステリー・ボーイ)には
この他にもタイトルに[BOY]と付く楽曲が3曲もある。
とにかく、ボーイ・ジョージのインパクトで売っていく戦略だった。
その後、英国、日本に続いてアメリカでもグループは大成功を収めるが、
ボーイ・ジョージの様々な奇行、トラブルによって人気は凋落の一途を辿り、
とどめとなったボーイ・ジョージのヘロイン所持による逮捕で86年に解散。
その後、98年にオリジナル・メンバーで再結成を果たすも、
2000年以降もボーイ・ジョージは数回の事件を起こし逮捕された。
良くも悪くもボーイ・ジョージに(足を)引っ張られてきたグループだったが、
なんと、現在はボーイ・ジョージ抜き、
しかも、全盛期のボーイ・ジョージよりも美形のヴォーカリストを迎え、
新生カルチャー・クラブとしてライヴ活動を行っている。
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by imag0020 | 2008-04-14 22:32 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#6

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#6
<ホンダ編2>
SCREAMIN'JAY HAWKINS / I PUT A SPELL ON YOU
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強烈なルックスとヴォーカルのインパクト、
元ミドル級ボクサーという経歴、
棺、頭蓋骨杖、ヴードゥー教に纏わる演出…
「ホラー」、「カルト」、「マッド」、どんな形容詞を
並べても形容仕切れないリズム&ブルースの怪人
"スクリーミン"・ジェイ・ホーキンスの代表作(56年)。
多くのカヴァー・ヴァージョンが存在するこの曲だが、
どのヴァージョンも本家の持つ狂気を超えてはいない。
しかし、この曲を素晴らしく効果的に使用した映像は存在する。
ジム・ジャームッシュ監督による初期モノクロ作品
[Stranger Than Paradise](84年/米・独合作)である。
http://www.youtube.com/watch?v=bvWf9djVg9c&feature=related
劇中に登場する3人の主人公の内の1人、ハンガリーから
ニューヨークへとやって来た少女、エヴァが手に持った
古いラジカセから四六時中流れているのが、この曲なのだ。
一度この映画を見てしまうと、この曲を聴く度に映画の
ワン・シーンを思い浮かべずにはいられないほど印象的だ。
(後にジャームッシュの映画[Mystery Train](89年/米)には、
ホーキンス自ら役者として出演、サンキ・リーとともに
安ホテルのフロント・マン役を怪演している)
このシングルはホンダのTV CMに使用された事を受けて
リリースされたのだが、残念ながらどんなCMだったのか
記憶に残っていない。
このジャケがCM映像から使われているのは間違いないが、
是非いま一度見てみたいものだ。
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by imag0020 | 2008-04-13 21:48 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#5

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#5
<ホンダ編1>
MADNESS / IN THE CITY
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所謂2トーン・ムーヴメントと呼ばれた80年代のスカ・リヴァイヴァルで
スペシャルズと双璧を成す中心的存在を担ったマッドネスのヒット曲(81年)
一連の2トーン出身バンドとしては最も息の長い活動を続け、
ミュージック・ヴィデオ黎明期を最大限に利用することで、
そのコミカルなキャラクターを浸透させ全米TOP 10ヒットまで飛ばした
メイン・ストリームへの方向転換を成功させたバンドだった。
スペシャルズというクールな存在と常に比較され、軽く見られがちだったが、
英国パブロックの流れを汲んだ柔軟な姿勢を持つナッティなグループである。

そんな彼らの勇姿が日本のお茶の間を席巻したのがこのコマーシャルだ。 
http://www.youtube.com/watch?v=8yrbDh9yN3k
http://www.youtube.com/watch?v=7EBzJa-QcVs&NR=1
このコーナーではCMとのタイアップ曲を連日紹介してきたが、
それはあくまで楽曲を使用しているCMに過ぎなかった。
このCMの凄いところはマッドネス本人達がタレントとして起用されているところだ。
トレードマークであったムカデ・ダンスを始め彼らのキャラクター全開、
CMも続編のヴァージョンまで撮影されているし、
かなりの評判を呼んだことは間違いない。
マッドネスの日本での知名度も上がっただろうが、
この[CITY]という車のヒットにも相当な貢献をしたはずである。
ホンダが[CITY]を発売する時にたまたま[CITY]という曲をマッドネスが作っていて、
それが広告代理店の目に留まったのか、それとも最初から代理店とレコード会社、
バンド側との協議の末に生まれたプロジェクトだったのかは解らないが、
過去に類を見ないあまりにも見事な連係だった。
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by imag0020 | 2008-04-12 12:00 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#4

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#4
<サントリー編3> 
MALCOLM McLAREN with THE McLARENETTES / SOWETO
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マルコム・マクラレンといえば、パートナーであったVivienne Westwoodとともに
ロンドンはキングス・ロード430番地に構えたショップから70年代以降の
英国のスタイルと世界の音楽シーンに次々と爆弾を落としてきた人物である。
[Let It Rock],[Too Fast To Live, Too Young To Die],[SEX],[Seditionaries],
そして[World’s End]とレーベル、ショップ名を変えながら、その過程で
生まれたSex Pistols, Bow Wow Wowなどの仕掛け人として知られている。
しかし、本当の意味でマルコムがアーティストとしての本領を発揮するのは
80年代、ニューヨークでヒップホップに着眼し、プロデューサーに
トレバー・ホーンを迎えた自身名義のアルバム[Duck Rock](82年)からだと思う。
このアルバムは、ラジカセ、サンプリング、スクラッチ、
それにキース・ヘリング(グラフィティ)といったヒップホップの
アート・フォームとワールド・ミュージック的視点がバランスよく
ミックスされたラジオ・ショー的な内容で、80年代以降の
音楽スタイルや流行を完璧に予見していたと言える凄い作品だ。
この『真夏のソエト』はアルバム中でも比較的地味な1曲だが、
この曲が日本でこのような形でシングル・カットされていたことは
最近まで知らなかったし、マルコム自身が全面に登場するジャケットなど
このアルバムからの輸入盤12インチにも一切存在していない。
当然この『マリンクラブ』なる商品もCMも全く記憶に無いが、
ジャケットに表記されたタイトルも商品のカラーリングに合わせて
デザインされているし、かなり貴重な1枚だ。
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by imag0020 | 2008-04-11 14:53 | レコード日記

『コマーシャル・ゾーン』シリーズ#3

<サントリー編2>
ELECTRIC GUITARS / BEAT ME HOLLOW
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ブリストルのグループ、エレクトリック・ギターズの日本デビュー・シングル(82年)。
数年前のNew Wave再評価時にも、このグループについて語られることなど
ほとんど無かったような気がするが、英国STIFFレーベルからのリリースで
日本でのデビュー曲がCMに使われるくらいだからレコード会社の期待も
かなり高かったのではないか。
コレもCM仕様のジャケットだが、残念ながらこのCMについて全く記憶していない。
砂浜なのか砂丘なのか、大学のサークルなのか、合宿か、
とにかくサッパリ見当が付かないが、
みんなで上半身裸でウイスキーを飲んでるなんて一体どういう状況なのか…。
邦題も曲の内容云々は関係なく完璧にCM発信で付けられたタイトルだと思う。
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by imag0020 | 2008-04-10 12:16 | レコード日記
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DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マット・マートン・ファンクラブ / 野球カード蒐集家


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