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遺言

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野村の遺言
(著)野村克也
(小学館)

野球のダイヤモンドは社会の縮図である
9人の選手たちがそれぞれ違う役割と責任を果たすことで
差さえ合い、助け合い、有機的に結び付きながら、
一つの目標に向かっている。

10月に発売されたノムさんの新刊。
ノムさんの著書はいまだに年に数冊は出版されており、
共著作も含めると軽く100冊は越えていると思われる。
その辺の売れっ子作家も敵わないほど膨大な数で、
僕もある時期までは作品が出る度に追っていたのだが、
ペースが速すぎてとてもじゃないが追い付かなくなってしまった。
それに、これだけ書いてると、
読んでても、その話前にも読んだわー、とか、
ファンなら知ってます知ってますって話も多くなってくる。
以前『水曜日のダウンタウン』で、
野村克也 著書の中でエピソードの再生もすごい説
と検証されていたほどだ。
江夏に球界に革命を起こそうとリリーフ転向を説いた話とか、
まー、ちょっと野球が好きなら知ってるような話も多い。
て言うか要は自身の功績(自慢)と提言(ボヤキ)が軸になってる。
これだけ名も実もあるノムさんも、
まだまだ誰かに認められたい、
もっと褒められたいだけなんだなと思う。
まるで自己顕示欲の塊だけど、それは何も悪いことじゃなくて、
それがノムさん流の居場所の確保の仕方というか。
今回の新刊『遺言』とは穏やかでないが、
御歳81、現場を退いて既に7年も経つのに、
今なお球界に物申したいことが尽きない。
以前、ノムさんがあまりにも阪神のことを悪く書きまくってるので、
掛布さんが自身の著書でOBとして苦言を呈していたことがあるほど。
球界関係者から嫌われることも厭わない姿勢は
野球への愛情と情熱以外の何物でもない。
もはや長嶋さんや王さんのことまであれこれ言えるのも、
ノムさんくらいしかいないだろう。
この本は遺言と題するだけあって、
ある意味野村野球の集大成とも言える本格的な捕手論だ。
野球の大きな特徴である、
一球一球の「間」が生かされていないことで、
野球が面白くなくなってしまっている

僕らのDJやいろいろな表現も
常々「間(ま)」の使い方次第だと思っている。
「間」とは、空間であり、
タイミングであり、ブレイクであり、要はセンスの通称。
「間が悪い」って言葉があるが、
間が全てを台無しにする瞬間をよく見てきたから、
これは野球だけに限らない金言だと思った。
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サイン入れていただきました。家宝レベルの書。

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by imag0020 | 2016-11-10 04:58 | 野球評判家
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DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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