アイマグブログ― カマタヒロシ 

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The Great Rock'n'roll Swindle

マルコム・マクラーレン
偉大なるロックンロール詐欺師と名乗ったピストルズの仕掛人であり
元妻ヴィヴィアンとの[LET IT ROCK],[SEX],[SEDITIONARIES],[WORLD'S END]
といったショップやレーベル(ブランド)での強烈な表現には本当に影響受けた。
ある時期の自分にとっての全てだったと言っても過言ではないほど。
この人の最も優れている点は何といってもその先見性に尽きる。
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アルバム[Duck Rock](1983)ではトレバー・ホーンをプロデューサーに迎え、
いち早くヒップホップに着目、World Famous Supreme Teamを起用し、
スクラッチをポピュラーにした。
このアルバムは単にヒップホップのオールドスクール的サウンドに終始しておらず、
ワールドミュージック的な感覚も先取りした多様な音楽との融合に成功している。
そういう意味ではコンセプトアルバム的というか、
1枚通して素晴らしいミックステープを聴いているような内容だ。
今でも頻繁にターンテーブルに乗せる。
このアルバムを含む一連の12インチシングルなどのアートワークも影響大きすぎる。
そういえばキースヘリングもステューシーも全部この人発信だったし、
ポップカルチャーの宣教師的役割も果たしてきたと思う。
何かで読んだことあるけど、マルコムが80年代初頭にニューヨークに行った時にストリートで
[Never Mind ~]と書いた黄色いピストルズのTシャツを着て歩いてる黒人を見つけて
話しかけてみたらそれがアフリカバムバータだったという話があってとても興味深かった。
この後のワルツだオペラだっていう展開にはあまり心揺さぶられなかったけど、
最近あらためて過去の作品を聴きなおしている最中。


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↑このラジカセのデコレーションは真似したかった

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↑数年前に出たDVD。[Duck Rock]期の映像テンコ盛り

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↑6~7年前に自主制作したメッシュキャップ。

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↑トピックス!こんなTシャツがもうすぐ世に出るらしい。


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# by imag0020 | 2009-05-22 23:14 | My Favorite Things

1980

一昨日、ふらっと立ち寄ったモア・ミュージックで
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RHAPSODY / RC SUCCESSION (1980)
の中古盤LPが凄く安かったので久しぶりに聴きたくなって購入した。
中学生の頃、初めて聴いたRCサクセション(以下RC)のアルバムがこれだった。
ライヴ・アルバムでありながら日本のロック史上最高のアルバムと
言われている作品で、当時本当に夢中になって聴いたものだった。
その後出た[PLEASE],[EPLP],[BLUE],『シングル・マン』復刻とか
フォーク時代の何枚かも含めて今でもRCのLPはちゃんと所有しているのに、
なぜだかこれだけは手許に残ってなくて、いつか買おうと思っていた。
何年か前に[RHAPSODY NAKED]というライヴ完全盤CD+DVDのセットが発売されて、
その時も欲しかったのに結局買わなかったのだが、
先日紹介した[MUSIC MAGAZINE]の企画でラプソディーが採り上げられていて、
また聴きたい度が上がっていたばかりだった。
当たり前だけど買って帰って聴いてみたら当時と同じ内容だった。
アレ?こんな感じの音だったっけ?
とかは一切なくて、そのまんま、当時と同じカッコよさだった。
そしたら昨夜突然清志郎の訃報を聞いた。
闘病中であることはもちろん知っていたけど、まさか亡くなるとは。
すごくショックだった。
けど全く実感が湧かないからか悲しいという感情ではなかった。
月並みな表現だけど僕らの世代にとってRCは教科書だった。
自らすすんで開いた教科書だった。
少し上の世代の人にとってはそれがキャロルやはっぴいえんどだったかも
しれないが、僕らは断然RCだった。
 
坂本龍一との『い・け・な・いルージュマジック』がヒットして、
テレビのベストテン番組に清志郎が出た時の興奮は忘れようがない。
[BEAT POPS]というアルバムは僕の友達全員が持っていた。
宝島が出した『愛しあってるかい』っていう単行本もみんな読んでた。
カセットでしか出なかった武道館ライヴは誰かが買ったのを借りた。
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1番(今でも)好きなアルバムは[BLUE]。
『ロックンロールショー』から始まって『Johnny Blue』、『多摩蘭坂』、
チャボがヴォーカルをとる『チャンスは今夜』とか全て最高、
完璧なロックアルバムだと思う。
あまり評価されていないが[HEART ACE]というアルバムも大好きで
ツアーで愛媛県民文化会館に来た時には勇んで参戦した。
あのレコード会社に発売拒否された[COVERS]騒動も頼もしかった。
実質的なラスト・アルバムとなった[Baby a Go Go]も結構聴いた。
でも、RC活動休止以降の作品はあまり聴かなくなった。
イアン・デューリー&ブロックヘッズやブッカーT&MG’sを起用した
清志郎の一連のソロ作品もよく聴いたし、内容も良かったけど、
それでも何か物足りなさがあった。
次から次へとバンドやユニットを結成しても気に留めなくなったし、
正直ひどくつまらない作品を耳にしたこともある。
ただ、タイマーズだけは唯一刺激的なものだった。
(これはまた別の機会に触れることにする)
清志郎の魅力はロックにとって最も重要な反抗心とユーモアの両方を兼ね備えてることだ。
その不退転な姿勢は度々騒動を生んだ。
普通のアーティストや芸能人が同じ騒ぎを起こしたら二度とメディアに
登場できなくなるだろう言動や態度がいちいち痛快だった。
僕もラジオをやってて、いつか清志郎さんにインタヴューできる日が来ないかと
勝手に願っていたが、それは叶わなかった。
でも遺した作品も精神もここにある。
特に追悼の言葉も持ち合わせていないが、本当にカッコイイ存在だった。
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# by imag0020 | 2009-05-03 17:11 | My Favorite Things

1983


THIS IS ENGLAND
2006年イギリスで公開されてから最も観たかった映画が
いよいよ松山でも公開される模様。
タイトル、テーマ、時代背景、風俗、そして音楽、全てがストライク!

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↑正しく現代版Quadrophenia『さらば青春の光』

公式サイト
http://www.thisisengland.jp/ 
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# by imag0020 | 2009-05-02 13:09 | My Favorite Things

MoneyForNothing

先日、英国の新聞The Timesによる
毎年恒例の長者番付Rich Listが発表された。

その音楽部門
Rich List Music Millionaires

01.クライブ・カルダー(13億ポンド / 約1,885億円)
*Zomba Label Group創立者
02.アンドルー・ロイド・ウェバー(7億5,000万ポンド)
*ミュージカル『キャッツ』や『オペラ座の怪人』などの作曲家
03.ポール・マッカートニー(4億4,000万ポンド)
04.キャメロン・マッキントッシュ(3億5,000万ポンド)
*ミュージカルプロデューサー
05.サイモン・フラー(3億ポンド)
*アーティスト・マネージャー、TVプロデューサー
06.ミック・ジャガー(1億9,000万ポンド)
07.スティング(1億8,000万ポンド)
08.エルトン・ジョン(1億7,500万ポンド)
08.キース・リチャード(1億7,500万ポンド)
10.オリビア&ダニー・ハリソン(1億4,000万ポンド)
*ジョージ・ハリソンの遺族が遺産相続
10.ティム・ライス( 1億4,000万ポンド)
*作曲家
10位以下の主な顔ぶれ
12.トム・ジョーンズ(1億3,000万ポンド)
14.デヴィッド&ビクトリア・ベッカム(1億2,500万ポンド)
15.エリック・クラプトン(1億2,000万ポンド)
15.リンゴ・スター
18.バリー&ロビン・ギブ兄弟(1億1,000万ポンド)
*ビージーズ
19.フィル・コリンズ(1億800万ポンド)
20.デヴィッド・ボウイ(1億ポンド)
20.ロッド・スチュワート
22.ジョージ・マイケル(9,000万ポンド)
22.オジー&シャロン・オズボーン
25.ロジャー・ウォーターズ(8,500万ポンド)
*ピンク・フロイド
25.チャーリー・ワッツ*ローリング・ストーンズ
27.ロビー・ウィリアムズ(8,000万ポンド)
29.デヴィッド・ギルモア(7,800万ポンド)
*ピンク・フロイド
30.ロバート・プラント(7,500万ポンド)
32.ブライアン・メイ(7,000万ポンド)*クイーン
32.ジミー・ペイジ
34.ロジャー・テイラー(6,500万ポンド)*クイーン
38.ノエル&リアム・ギャラガー兄弟(5,200万ポンド)
*オアシス
*リストは英国籍を持つ人だけでなく、英国に在住、仕事をする外国籍の人々も対象となる。

ミュージシャンのトップはサー・ポール・マッカートニー。
株や不動産の価格急落が起こった昨今の金融危機の影響で多くの
大物ミュージシャンも軒並み大幅に資産を減らしているらしいが、
ポールは損失具合も別格、
なんと資産額6,000万ポンド(約87億円)減だとか。
(それでも、まだ4億4,000万ポンド(約638億円)の財産を所持しているのが凄い…
というか見当付かない数字だ)

それにしても、このチャートを見ても解るとおり、
元テイクザットの人やオアシスの人を除いて圧倒的にオールドタイマー揃いである。
ビートルズ、ストーンズ、ツェッペリン、クイーン、ピンク・フロイド、
エルトンにクラプトン、ボウイ、ロッド、スティング…。
およそ英国ロックと聞いて連想するビッグネームばかりだ。
(オズボーン家が意外に上位なのにはビックリだが)
モチロン、彼らは真に伝説的な偉大な存在であり、
クラシックと呼ぶに値する作品も多数ある。
今だに現役でツアーに出たり作品を出したりしている人も多い。
けど、一体いつまでこの大物達に稼がせれば気が済むのだろう。
みんな一途だなーって関心する。
ファンなら絶対持ってるはずの名盤が何度も何度もリマスターされ、
紙ジャケCD復刻だの、ボーナストラック付きだの、DVD付きだの
限定再発だの、あの手この手で特典らしきもので釣ってきて、
それをまた有難がって買う大人。
よぼよぼになったルックスでかつてのヒットメドレーをやるためだけの
再結成に狂喜乱舞する連中。
あんなのロックでもなんでもない、ただの歌謡ショーだ。
昨年フェスに来日したピストルズ、あれはなんだ?
一体何の意味が?
77年のあの衝撃から30年も経て、ブクブクに太った白人に
No Futureって歌われても、その通り!って言うしかない。
今年のフェスにもスペシャルズが来るらしい。
いや、もういいだろう。
ただ当時のメンバーが集まって、当時のヒット曲を同じアレンジでやって、
絶対に当時よりカッコイイ姿が見れる訳がない。
本当のスペシャルズやピストルズの姿はレコードやヴィデオや写真集に
ちゃんと記録されているんだからそれを見ればいいのだ。
クラッシュやスミスは結果的に再結成しなかったことで
僕らの記憶の中に美しい姿のまま記録されている。
(タイミングが合えばやっていたかもしれないが)
やるなら数年前のスリッツみたいにちゃんと現在進行形の音にトライするべきだ。
それが良い悪いは別の問題、要は姿勢(attitude)が見たいだけなのだ。
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# by imag0020 | 2009-04-30 23:59 | My Favorite Things

album

昨日掲載したアルバムベスト50で5位に挙げた
P.I.L. (Public Image Limited) / album
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albumと題されたこのアルバムは86年にリリースされた。
PILとはSex Pistolsを脱退したジョン・ライドンによって
78年に結成されたポストパンク~ニューウェーヴシーンを
代表する先鋭的なグループの名称だが、メンバーの脱退など
数々の変遷を経てライドンのソロ・ユニット的なものになった。
グループとして衝撃的な作品を発表した初期PILを知るファンにとっては、
4thアルバム以降のサウンドを全く評価しない者が多い。
確かにこの5thアルバムでは、ハービーハンコックやミックジャガーのソロアルバムを
手がけるなど当時勢いのあったビル・ラズウエルをプロデューサーに迎え、
ドラムに元クリームのジンジャー・ベイカー、
そして後にデヴィッド・リー・ロスやホワイト・スネイクに参加するなど
世界的に知られる超絶技巧ギタリスト、スティーヴ・ヴァイ、
さらには坂本龍一までがバックに名を連ねており、
かつてピストルズ時代に「ロックは死んだ」と言い放ち、
PIL結成後既存のロック的価値観を解体してきた男が作った物にしては
あまりにも時代に沿ったストレートなロックサウンドを展開しているのだ。

ただ、僕がこのアルバムに惹かれたのはサウンド面だけではない。
このふざけたタイトルと商業デザインを皮肉ったような一連のアートワークの
徹底したトータル・コンセプトに非常に興味を覚えたのだ。
まず、上に掲載したのがアナログLP。タイトルalbumと表記。これが基本。
ところが、CDになると
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Compact Discとなる。店頭で手に取った人はコンパクト・ディスクというタイトルだと認識するだろう。

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初期の輸入盤CDはレコード会社からレコード店の棚の陳列への配慮により、このような12インチサイズの箱に入っていたことを知ってる人は同世代だと思う。

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アルバムからシングルカットされた[RISE]のアナログ7インチ・シングル
これではタイトルが不明だ

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↑さらに[RISE]アナログ12インチも。

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なんと広告用ポスターにもposterと表記。何を宣伝したいのか。

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ツアーのチケットまで

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ツアーTシャツも!コレは欲しい!

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正規の物かどうか不明だがバッジ発見

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↑[RISE]のプロモーション・ヴィデオのトップ画像

“Rise” by Public Image Ltd.



最後にカセット・テープ

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アレ?なんでcasetteとかtapeじゃないんだ!
ここまで徹底しておきながら詰めが甘い!

という訳で、他にも存在するかも知れないので今後も探していきたい。
ちなみに僕もpartyとだけ書いたフライヤを作ったことがあるし、
最近ではコーネリアスがsampleと表記したサンプルCDを使用していて
思わずニヤッとした。

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# by imag0020 | 2009-04-25 20:18 | My Favorite Things
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DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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