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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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終曲

何気なく置いてあるフライヤに目を奪われた。

phew 松山初LIVE!

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思わず二度見した。

エーーッ、マジで⁉︎

しかも、RICO SWEETSでライヴ?


僕は若い頃、日本のロックに対するちょっとしたコンプレックスを抱えていた。

小学生の時にプラスチックスを好きになり、

その後もシナロケ、モッズ、ルースターズ、RC、坂本龍一、

あとブラックキャッツとか。

いろいろ幅広く聴いてたつもりだったけど、

よく考えたら全部メジャーなレーベルからリリースされていたそれなりに知られたバンドばかり。

ちょっとロック好きなら当たり前のように聴いてたバンドだ。

海外のバンドに興味が移行して日本のバンドをどこか軽視するようになっていった部分も否めないけど、

終曲_b0133206_14153831.jpg

例えば、INU『メシ喰うな!』とか。

フリクションやリザードなどいわゆる東京ロッカーズ系も

周りに聴いてる奴もいなかったので当時は全く聴いてない。

高校生になると友達もメタル一色だったし

もう少し後になって出てくるインディーズ系とかも含めて、

もっと全然知らないバンドの聴いてないレコードが山ほどあることに気づいて後追いで片っ端から聴いていった。

終曲_b0133206_14161369.jpg

その中でやっと聴けたのがアーント・サリー。

正直、しまった!と思った。

こんなん聴かずに十代を過ごしてたんかと。

まー、最初のプレスは500枚限定だったそうなので、

そりゃ持ってる友達もいなかっただろう。

1979年リリースって言ったらスリッツの1stアルバム『CUT』と同じ年。X-RAYスペックスもその頃だし。

モチロン角度は異なるけど日本にもあったんだなと実感できるはず。

終曲_b0133206_14164167.jpg

翌年のphew名義になってからの

坂本龍一との『終曲(フィナーレ)』、

そして亡くなったばかりのホルガーシューカイ含むCAN

バックバンドに制作されたアルバム『phew』も、

その翌年リリースだ。

終曲_b0133206_14171382.jpg

ちょっと独特の世界観ではあるけど、

今なら入手困難とか関係なく聴く手段あるし、

興味がある人はちょっと覗いてみては。

いやー、まさかあそこでphewのライヴなんて、

ホント何があるか解らないもんだ。



by imag0020 | 2017-09-11 14:19 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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