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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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退任

阪神 掛布2軍監督 今シーズンかぎりで退任へ

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170910/k10011134041000.html

退任_b0133206_14341266.jpg

最近の阪神は良いニュースと悪いニュースが交互にやってくるが、

それにしても寝耳に水な報道だった。

あまりにもショックで落ち込んだ。

僕の掛布さんへの想いは以前このブログにも書いた通りだ。


http://imag002.exblog.jp/25465516/


1988年にユニフォームを脱いでから28年もの長い年月を経てやっと帰ってきた31番を

たったの2年で返上させるとは。

世間では生え抜きのスターである掛布さんが2軍監督で、

他球団から移籍してきた若い金本が1軍監督なんて立場が逆だろうと言う人も多かった。

でも、僕は別に掛布さんが1軍監督にならなくてもいいと思っていた。

決してエリートではなく高卒のテスト生入団、身体も小さい。

しかし、人一倍練習し、阪神歴代最多ホームランを打った。

本人も自身のような選手をと、

情熱を持って若手選手を育成してきたし、

これほどの適任者は他にいないと思う。

昨年の原口、今年の中谷と長らく阪神に不在だった生え抜きの大砲候補がやっと開花するキッカケを掴んだ。

同じく大型ルーキー高山も(故障もあったが)

春季キャンプは掛布さんの指導する安芸でスタートしていた。

金本監督も安心して2軍に任せていたのでは。

掛布さんは決して我を通すタイプではない。

本人だけでなくオールドファンも一度は諦めていたであろう

阪神の指導者になる道を2軍監督という形で得ることが出来た。

阪神を強くするために一軍に戦力を送り込むという任務に

心身ともに捧げる覚悟で指導にあたっていたと思う。

自ら広告塔となりファンサービスに徹することで2軍の試合や練習にファンが押し寄せ、営業面にも貢献した。

(なにしろ甲子園で開催した2軍の試合に10000人動員させたのだ)

ミスタータイガースと呼ばれた男が甲子園のスポットライトではなく、

鳴尾浜で真夏の強烈な直射日光を浴び、

62歳の身体にムチ打って若いコーチと若い選手を引っ張っていた。

OBや関係者は掛布さんに感謝しなければならない。

モチロン掛布さんが2軍監督なんて激務を永遠にはやれないのは解っている。

次期1軍監督候補の指導者育成の点においても2軍監督というポストは重要だ。

しかし、球団も1度は掛布さんに任せた以上、とことん任せなければ。

2年はあまりにも短すぎる。

本人も志半ばであろう。

カープが現在あれほどの強さを誇っているのは長年の生え抜き選手育成が花を咲かせたからだ。

結果が出るまは耐えなければならない。

FAの大型補強や使えない助っ人外国人選手をコレクションする短絡的な場当たり補強にはもう誰も魅力を感じていない。

糸井、福留、西岡、それぞれ良い選手だが、

少なくとも僕は感情移入することはできないのだ。

それよりも高山、横田、大山、中谷、原口、北條、陽川、梅野らが並ぶスタメンの方がテンション上がる。

その為のチーム作りの後方支援が掛布2軍監督の役割だったのに。

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掛布さんは31という背番号を大事にしてきたが、

常々この番号は選手が着けるものだと語っていた。

実際、現役を引退してからはサインに「31」は書かなくなっていたが、この2年間は31と書いてくれていた。

一説には球団も清宮獲得の為に背番号31を空けておきたいという意向があるそうだが、

そんなもん本当に入団したら掛布さんは喜んで明け渡すだろう。

掛布さんは背番号なんて何番でも良いのだ。

ファンももう31番を十分に見させてもらったし。

そんなことよりも大切な事を球団は見落としている。

今季のファーム最終戦を掛布さんのお別れ試合として

甲子園で緊急開催することも検討されているそうだ。

でも、掛布さんはそれも本意では無いだろう。

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とにかくガッカリしたわ、ホント。

by imag0020 | 2017-09-12 14:39 | 野球評判家

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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