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雀躍

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レモンソング 金色のレスポールを弾く男

水上はるこ

東京図書出版


『レッド・ツェッペリンの人気曲「レモンソング」にインスピレーションを得て、音楽評論家の水上はるこが満を持して発表した待望のロック小説。 

これまで誰にも書けなかった、誰も書かなかったロック・ミュージシャンとの禁断の恋。ロックが幸せだった時代に燃え上がる愛を描いた珠玉の3篇。


こんな本が出ている、と教えられ、

その著者の名前を見て思わず小躍りせんばかりに嬉しかった。


水上 はるこ(みなかみ はるこ) 

元ミュージック・ライフ、Jam、ロックショウ編集長。79年からフリーランスの音楽ライター。72年にサンフランシスコに住み、ヒッピーの終焉を見届け、74年にニューヨークに住み、パンクロックの黎明期を体験する。ロンドン、ブリュッセル、パリ、モスクワなどに居住し、80年代には夏の期間、ロック・フェスティバルを追いかけながら欧州を放浪。ブルース・スプリングスティーン、ポール・マッカートニー、シド・ヴィシャスなどをインタビューした。2002年から8年間、ワシントンDCに住んでいた時期、ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズ、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのコンサートを鬼周回した。70~90年代に19冊(うち5冊は翻訳)の書籍を出版。


人生の中で友達からアーティストまで、

様々な人物に影響を受けて来たが、

僕はこの水上はるこさんの著書から超特大の影響を受けている。

僕が洋楽に興味を持ち聴きまくっていた80年代

MUSIC LIFE』という雑誌を毎月購読していた。

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当時の編集長は東郷かおる子さんという方で、

その前の編集長が水上はる子(当時は「はる子」と表記していたと思う)さんだった。

(ちなみに、その前はビートルズ関連の取材で知られる星加ルミ子さんで、歴代の編集長が〇〇子さんという女性だったのだ)

当時、フリーライターとして水上はる子さんは出版元のシンコーミュージック社の雑誌よく寄稿されていて、

そのほとんどが僕の好きなタイプのロック、

特に英国のグループについて書かれた記事に

その名前をよく見かけていた。

僕は『ミュージックマガジン』とか読むようなタイプの洋楽ファンじゃ全然なくて、

『ミュージックライフ』のような、

どちらかと言えばヴィジュアル重視の雑誌が好きだった。

当時カッコいいと思った音楽がことごとく英国のグループだったこともあり、

僕の音楽やカルチャーへの興味は自然と英国に向かっていた。

そんなある日、ミュージックライフの広告で知った新発売の本、そのド直球なタイトルに眼を奪われた。

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『ロンドンに行きたい』

これほどストレートに自分の願望が文字になって飛び込んでくることはなかったので、

一瞬たじろいだが、モチロン即購入した。

当然、観光用のガイドブックなどとは一線を画す内容で、

当時の最先端のショップ、美容室、レコード屋、クラブ、ライヴハウスの紹介から、レーベルなどについても書かれていて、

それはもう隅から隅まで読み倒した。

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でも、今ほど海外旅行に気軽に行ってる人も少なかっただろうし、渡航費用も高かった。

1ポンド300400円の時代だったし。

まぁ、四国に住む高校生から見たら英国はあまりにも遠かった。

遠かったし、周りに行ったことある人なんていなかったけど、

まるで何度も行ったことあるかの如く、

ストリートやマーケットの名称を記憶するほど本を読み返していた。

そう、他でもないこの本の著者が他でもない水上はる子さんだったのだが、

本の著者紹介の一文にさらに衝撃を受けることになる。

「水上はる子 愛媛県出身」

エーーー!マジか!

僕にとってあまりにも遠いロンドンに住み、

現地でアーティストに取材し、交友し、

日本のメディアに紹介する。 

そんな仕事を愛媛の人が?

これは当時の僕にとって本当に言葉で言い表せないほどの衝撃でした。 

きっと僕のようなロンドンに行きたい奴が全国にいっぱいいたのであろう。

この『ロンドンに行きたい』は結構売れたようで、

翌年以降もシリーズ化され、

『ロンドンに行きたい85』とか、まるで

『北の国から』みたいなタイトルで出てましたね。

『新 ロンドンに行きたい』とか。

モチロン毎年買ってました。

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トドメに出たのが『青春するロンドン』という本で、

これはシーンの様々な重要人物などにスポットを当てていて本当に面白かった。

他でも書いたことあるけど、

なにしろスカの事もDJの事も何も知らなかったのに、

ギャズメイオールの存在をこの本で読んで記憶していたのだ。

この本は今でも大事に持ってます。

(ちなみに『ロンドンに行きたい』シリーズは借りパクされてしまった)

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そんなこんなでロンドンに興味を持っていた自分の知識は、

100%水上はる子さんからの受け売りだったので、

僕にとっては偉人でしかなかったのです。

90年代以降、お名前を見かけることが少なくなり、

近年は全く状況を知らなかったので、 

今回の突然のカムバックは僕にとってビッグニュースだったのです。

この『レモンソング』は小説であり、

内容もフィクションということになっているが、

コレは水上はるこさんの実体験そのものだと推測している。

まだちゃんと読んでないけど。 

読んでなくてもとにかく紹介したかったから。

いつか御本人にもお会いしてみたいなぁ。


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by imag0020 | 2018-10-08 21:14 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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