各国
素晴らしき邦題の世界 シリーズ vol.13
The Piglets / Johnny Reggae
久しぶりの迷邦題シリーズ更新
今回紹介するのは
ザ・ピグレッツの『ポルノ・ソング』
1971年にリリースされた英国チャート2位の大ヒットシングル。
コレは1960~80年代にジェネシスや10cc、ベイシティローラーズ等のプロデュースでも知られている英国の白人プロデューサー
ジョナサン・キングの別名ユニットだ。
キング氏は複数のアーティスト名でロック、ポップスのヒット曲を多数手掛けており、この曲もその一つである。
おそらくピグレッツ(子豚ちゃん)という名義も適当に付けただけなのだろう。
当時の英国スキンヘッド達にウケにウケていた初期レゲエ、ポップレゲエのクラシックとして愛され続けている曲だが、
まさかレゲエと関係ないアーティストが手掛けていたことは知らなかったし、
実はつい最近までこのシングルの国内盤がリリースされていた事も全然知らなかった。
それもそのはず原題と全く無関係な『ポルノソング』なんて邦題になっているのだから。
なんかの企画モノだと思って手に取ったらこの曲で驚いた。
確かにこの時代に英国で流行ったレゲエには下ネタが多い。
以前、ラジオ『千のヴァイナル』で
「成人向けレゲエの世界」
って特集をやったことがある。
https://imag002.exblog.jp/21866237/
でも、この曲が特別下ネタって訳でも無いし、それならこの時オンエアした曲なんてほとんど『ポルノソング』で良いかも。
多分当時の日本のレコード会社の担当者も、
なんとなく雰囲気で邦題を付けてると思う。
ただ、このキング氏、英国ではテレビ司会者としても有名な人物なのだが、
重性犯罪と猥褻罪で何度か逮捕されたりしているらしい。
下ネタソングかどうかなんて話以前にアウトな経歴の持ち主だった。