柄箱
前回からの続き
僕がこのPlatter- Pakのレコードケースと出会ったのは、2000年10月頃。
テキサス州オースティンで春と夏、年2回開催されている
歴史あるレコード・コンベンションに行った時のこと。
全米中からレコードストア、ディーラーが集まり、出店する
アメリカ最大のディスクマーケットで、
巨大な体育館みたいな会場で2日間朝から晩までぶっ通しでレコードを掘り倒すという、
どれだけレコードが好きでも絶対に途中で嫌になるミッション。
確かその時は2回目だったので、
まずは、なんとなく前回の記憶で良い買い物が出来た出店者を捜しに行くのだが、
アメリカではあまり出会えないレゲエのヴィンテージ盤なども売っていたマイアミから来ていた店が特にお目当てだった。
で、その店で売っていたシングル盤がこのケースに入っていたのだが、もうレコードよりも、この箱に一目惚れしてしまい、
「売り物じゃない」と断られても頼み込み、
なんとか売ってもらった。
記憶が正しければ40ドルくらいで買ったはず。
正直その時は、Platter-pakという名前も知らなかったが、
とにかく気に入って大事に持ち帰った。
後から調べてみたら、60年代の物らしい。
当時、アメリカ買い付けの際に買った私物なんてほとんど手元に残ってなかったりするけど、この箱だけは今も大切に(と言ってもボロボロだが)置いてある。
やっぱこれに入れるのはオールディーズのシングルだなぁ、
なんとなく歌謡曲とか和モノは入れたくないなぁ、とか思ったり。
まぁ、紙製なのでたくさんシングルを入れて現場に持ち込むには不向きで、あくまで雰囲気物って感じかな。
DJブースにさりげなく置いてあるのがいい。
ホント、いろんな絵柄が存在するので探してみては。
LPサイズのもあります。
レコード屋よりもアンティークの家具や雑貨を扱うお店にたまに置いてるので。