文才
安アパートのディスコクイーン
──トレイシー・ソーン自伝 (ele-king books)
まだパラパラと流し読みしてるだけですが、
コレ、本当に面白いと思う。
トレイシーソーンがこんなに文才ある人だと知らなかった。
まぁ、この場合、日本語版を読んでる僕らにとっては、
翻訳者のセンスが良いということになるのか、
とにかくとても読みやすい文体だ。
everything but the girl (EBTG)
に対して特別な思い入れは無いけど、
初期のアルバムは全部持ってたし、
ベンワットのソロも含めて一通り聴いていた。
日本でも人気あったし、
当時はわりと当たり前に周りのみんなも聴いてたような気がするな。
あと、ZOOTの頃に買い付け先で
なぜか俊美さんがEBTGのレコードをよく買ってきてたなぁ。
なんでL.A.でこんなにEBTGをいっぱい買うんだろ?って。
俊美さんは意外にネオアコ好きだったな。
BEN WATT / North Marine Drive
なぜかフリーソウル系の人にも必須になってた
その後トレイシーソーンがマッシヴアタックのヴォーカルとしてフィーチャーされたことには本当に驚いたけど、
素晴らしい作品だったのでもっと驚いた。
protection
ただただ素晴らしい名曲。ダブも良かった。
でも、EBTG自体のサウンドがクラブミュージックに傾倒していったのは更に驚いた。
当時よくかかってたから自分では聴かなかったけど。
トレイシーソーンは僕らより何個か上の世代ではあるけど、やはりあの時代を英国で生きてきた人だからこそ出てくるバンド名なんかに、
オー、やはりそうか、そりゃ好きですよねって反応してしまう。
帯の小山田君の言葉も頷けました。
それにしても、いくら意欲はあっても、
最近は本を開いて1ページで気を失ってることが多いので読破するのは一年後予定か。