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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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『ドラえもん』は、 

小学館の雑誌「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」の6つの雑誌の1970年1月号で連載がスタートしました。 

そのため、 各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在しますが、 てんとう虫コミックス第1巻には「小学四年生」版を、 加筆・修正したものが収録されています。

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昨年末話題になった『ドラえもん』0巻

やっと読みました。

コレはめっちゃ良い企画。

てんとう虫コミックスから『ドラえもん プラス』っていう

新巻のシリーズが出ているのはコンビニでたまに手に取ってみてたけど、この0巻はもう一つ踏み込んだオールドファン向けの企画というか。

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上のキャプションにある通り、

1970年1月に連載開始したドラえもんは今年50周年を迎えた。

コミックス第1巻1973に出たらしい。

まさに僕が小学生の時にドラえもんのストーリーも同時進行していたリアルタイム世代だ。

ドラえもんの専門誌とも言えるような

コロコロコミック』が創刊されたのが

1977年らしいけど、僕らの世代はそれ以前から小学館の学習雑誌で読んでいた。

なので、今回この企画で、

そうか、確かに自分が小学二年生の時は『二年生』しか読まないわけで、

他の学年誌でもドラえもんが連載されていて、

しかもそれが対象学年に合わせた内容になってたなんて考えもしなかった、と。

F先生、一体何本の同時連載を抱えてたんだろう?

後から知った話では連載開始当初は人気があまり無くて最初のアニメ化も失敗したと。

人気に火がついたのはコミックスが出てからだという。

F先生なんて生涯ずーっと売れっぱなし漫画家だったイメージあるけど、

実は手塚先生なども、みんなスランプもあったし人気の浮き沈みを経験されていると。

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この有名なドラえもん新連載開始を告知するページも、机の引き出しから出てくるという設定以外何も明かされていないし、

どんな姿形をした登場人物なのか、

タイトルすらも書かれていない。

実際、F先生はギリギリまで何も具体的なアイディアが浮かんでいなかったと書かれている。

そんな始まりだったにも関わらず、

半世紀経った現在もこうやって新巻が出版され、

それが売れに売れまくって大重版、

なんと40万部突破とか。

世代だけじゃなく国境まで超えて支持されている。


僕はドラえもんのコミックスは好きだけど、

テレビアニメはほとんど観ていないし、

劇場版なんて一度も観たことない。

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一番好きな話は17に登場するバイバイン』です。

なぜかこの時のドラえもんとのび太のおやつは、

どら焼きではなくて栗まんじゅうという渋さ。

ミルクボーイの「もなか」のネタじゃないけど、

栗まんじゅうを山ほど食べたい子供なんているのだろうか?

僕は誰かとドラえもんの話になったら必ずバイバインの回を話題に出してます。


最後に、

実はドラえもんよりドラミの方が好きだし、

もっと言えば大人になってからはF先生よりA先生の作品の方が好きになりました。

A先生のダークな世界観の方が自分には合っている。

(F先生の短編集は黒くて面白いなと思う)

とは言え僕らの世代はみんなそうだと思うけど、

子供の頃は藤子不二雄は本当に

お2人で合作してると信じてましたけどね。


by imag0020 | 2020-01-22 12:43 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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