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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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2020年 03月 01日 ( 1 )

加藤

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今年ブルースリー生誕80年らしい。

リーがまだ33歳の若さで亡くなったのは1973年7月で、

同年12月に『燃えよドラゴン』が日本公開された時点でリーは既に故人となっていた。

ちなみに1940生まれと言えば、王貞治ジョンレノンと同い年、なんだか凄い。僕にとって本物のヒーローばかりだ。

俳優だとアルパチーノも同年齢なので、

リーも存命ならまだ現役で活躍していてもおかしくない。

そのアルパチーノも出ていた昨年の映画

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Once Upon a Time in Hollywood

の中でリーが登場するシーンがあった。

撮影現場で主人公の一人クリフ(ブラッドピット)の態度に腹を立て、勝負を持ちかけながら受けて立ったクリフの反撃に遭い吹っ飛ばされる姿が描かれている。

この映画は1969年のハリウッドが舞台であり、

リーが人気テレビシリーズ『グリーンホーネット』に

ホーネットの助手カトー (Kato) 役として出演していた頃(19661967年放映)の設定になっているのだが、

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ネタ合わせ中の2人「どうもー加藤でーす!」「ホーネットです!」

その辺りの背景を理解していないとクリフがリーに対して

加藤(正確には「ケイトー」と発音) なんて日本人の名前で呼ぶ理由が理解できないだろう。

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そして、このシーン、二人の勝敗こそ明確にはしていないが、

明らかにリーは劣勢に立たされており、

その上、負け惜しみじみた強がりまで口にしている。

この描き方はリーのファンにとってショックであり、

リーを知る多くの識者をはじめ、

親族からも批判の対象にされたようだ。

(タランティーノからの反論もあった)

僕もタランティーノがリーをどのように登場させているのか

興味あったからこそ作品を観たのだが、

確かにちょっと驚かされた。

思ってたんと違う!

リーの存在自体は作品のストーリーの中で、

それほど重要でもない、

というよりタランティーノがリー好きで無理矢理登場させただけのように見えたし、クリフの強さを強調するために使われたようにも見えるので怒る人がいるのも無理はない。

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香港の空港でお土産に買った切手シート


当然のことながら我々はスクリーンの中のリーの姿しか知らないし、それはあくまで偶像でしかない。

現実のリーがどの程度強かったのかなんて知る由も無いが、

色々な評伝等で見聞きするところでは撮影現場等で勝負を挑まれることは実際によくあったようだ。

そして、リーは哲学者でもあるので、

あのシーンのようにビッグマウスと取れるような発言や態度もあったのだろうと思う。

当時のハリウッドで小柄な東洋人俳優が主役級として活躍することは難しかったとも言われている。

白人からの差別的な感情も含めた妬みなどもあったと思う。

その中でリーはアクションスターとして、

銃をぶっ放すこともなく生身の人間が立ち向かい芸術的な動きで魅せる新しいスタイルを映画界に持ち込んだのだ。

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それにしても、リー役の俳優マイク・モーには驚かされた。

よくあれほど似せることが出来たなと。

リーのソックリさん」というジャンルが

昔から香港映画に存在していた。

リーが世界中で熱狂的に受け入れらた正にその時を見届けることなく本人が急死してしまったため、映画会社はソックリさん俳優を起用してリーの新作を配給した。

それくらいファンから待望されていたわけだが、

モチロンほとんどがB級以下の粗悪な代物で、

中には遠くからの映像で辛うじてリーに見えなくもないかな?

程度の髪型のみ似せた模造品も多数あったし、

アクションにいたっては期待するだけ無駄。

質より量でソックリさん俳優を同時に3人集めて共演させた作品まであった。

ただ、それはそれでツッコミ所満載で面白いからソックリさん映画のファンも多数存在している。

しかし、今回のマイクモーはそれらソックリさんとは一線を画していた。

年齢、体型も近いし、動きも良い、吹き替えかどうかは知らないが喋りのアクセントも似てた。

正直言ってサングラスを外すとなだぎ武にも見えるが 笑

調べてみると自身のテコンドー教室を営みながら同時にアクターとして活動するという、

かなりリーに酷似した経歴の持ち主だった。

どうせならタランティーノも今回の騒動を利用して、

今度はマイクモー主演で『死亡遊戯』のリメイクではなく

タランティーノ版を製作してみてはどうだろう?と思った。



個人的なリーへの想いは生誕70周年の時、

10年前のブログに書いてました

https://imag002.exblog.jp/amp/14483966/

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一体このブログも何年やってるんだって思った。

by imag0020 | 2020-03-01 10:36 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


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