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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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カテゴリ:素晴らしき邦題の世界( 10 )

先駆

素晴らしき邦題の世界 シリーズ vol.15

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 Israelites / Desmond Dekker and the Aces


今からちょうど50年前(!)

19694月16日付 英国オフィシャルチャートでシングル1位となったのが、

デズモンドデッカーの大ヒット曲 The Israelites

邦題『イスラエルちゃん』だ。

前週までマーヴィンゲイ悲しいうわさ

Heard It Through the Grapevine

が3週連続1位であり、

続いてデズモンドデッカーが1週のみ1位、

翌週からビートルズビリープレストンによる

ゲットバックGet Backが6週連続1位となる。

マーヴィンゲイとビートルズに挟まれている事実を見ても、

この曲がどれほどのヒットシングルだったか再確認できる。

モチロン、レゲエシングルとして初の快挙である。

さらにドイツ、オランダでも1位を獲得し、

その勢いはアメリカにも飛び、

なんとビルボードシングルチャートに

堂々のトップ10入りを果たしている。

つまり、デッカーはボブマーリーよりも先に世界に知られたレゲエシンガーなのだ。

こうなると、日本のレコード会社も、

レゲエという音楽を理解する、しない以前に

海の向こうでヒット中の洋楽ポップスとして無視できず、

めでたく国内盤シングルがリリースされることになった。

実際このシングルのライナーノーツには、

レゲエというワードは出てこないが、

こんな解説が載っている。

R&Bにカリプソ・タッチを加えたようなそして1度聞いたらもう1度針をおろしたくなるようなおかしな魅力を持った曲だ。」

まだ情報や資料が整備されていなかったであろう当時としては意外に悪くない表現だ。

トリニダード出身のギタリスト、リンテイトらがバックを務めているし、カリプソというのも強ち的外れではない。

ただ、デッカー独特のヴォーカルとロックステディの雰囲気を残すポップな曲調に引っ張られすぎて、

この曲が何を歌っているのか、までは理解しなかったのか、

イスラエルちゃん

なんて珍邦題にしてしまったのが面白い。

なぜ、ちゃん付け?

ゲットーでの厳しい生活をイスラエルの民に喩えたラスタファリズムのリリックであり、

まだ『イスラエル人』とか直球なタイトルでも良かったのかもしれない。

この曲そのものはあまりにも有名なクラシックゆえ、

なかなかクラブなどで聴く機会も少ないが、

この邦題のお陰か、この日本盤シングルを探している人は多いようだ。



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↑サントラLP滅多に見つからない
僕の好きな「3大マット」の1人、
マットディロン主演による最高にカッコいい映画

DRUGSTORE COWBOY (1989) の挿入歌として効果的に使用されていて好きになった。

https://youtu.be/QPx99IcGgfU




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おそらく2トーンムーヴメント絶頂期か?

1980年にSTIFFからリリースされたニューヴァージョンはアップテンポなネオスカ調に。 

フロアでかなり盛り上がってた印象あり。

むしろ、こっちの方をよくかけてたな。


by imag0020 | 2019-04-26 10:09 | 素晴らしき邦題の世界

夢中

素晴らしき邦題の世界シリーズ vol.14

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Modern Romance / Can You Move


今回紹介するのは

モダン・ロマンスの『サルサに夢中

所謂英国ファンカラティーナ・ムーヴメントの旗手

モダンロマンスの82年シングル。

この頃の曲はどれも良いし、

DJでも普通に使い勝手が良くて必ず何枚かレコードバッグに入っている。

ディスコ世代を筆頭にクラブ全方位どんなお客さんにもウケがいい。

この曲はオールドスクールラップの要素も含んでるし、

ガラージクラシックとしても知られているが、

日本のレコード会社はとにかくこの

ブリティッシュ・サルサ」を流行らせたかったのだろう。

ハッキリ言ってこの曲の歌詞で特に内容のある何かを歌っている訳では無い典型的なパーティーチューンだから、

普通にカタカナで原題をなぞるのが一般的だが、

どうしても「サルサ」というワードを使いたかったようで

実にシンプルかつ明快な邦題に仕上げている。

この曲はUSダンスクラブチャート2位に入るフロアヒットとなったので、

世界中で12インチシングルが流通しているのだが、

日本だけでこのような独自ジャケに邦題付きで7インチがリリースされている。

ジャケのデザインも良いし国内盤7インチ好きな僕の満足度も非常に高い一枚だ。

カップリングの『おしゃべりクイーン』についても、

おしゃべり魔女』『おしゃべりカーティス』と並ぶ、

ラップ=「おしゃべり」邦題シリーズだと思うので、

いずれ紹介しなくてはいけないなと。



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余談

ちなみにこの曲の冒頭のリリック

Can you move? Can you move?

 Can you shake to the rhythm of the latin groove?

は、スチャダラパーの名盤『The 9th Sense』に収録されている『FUN-KEY4-1の中で

命中 的中 ここでキックするリズム一晩中

と、さりげなくメロディと共に引用していることを発見したのは僕だけだと思う。


by imag0020 | 2019-03-16 13:26 | 素晴らしき邦題の世界

各国

素晴らしき邦題の世界 シリーズ vol.13

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The Piglets / Johnny Reggae


久しぶりの迷邦題シリーズ更新

今回紹介するのは

ザ・ピグレッツの『ポルノ・ソング

1971年にリリースされた英国チャート2位の大ヒットシングル。

コレは196080年代にジェネシスや10cc、ベイシティローラーズ等のプロデュースでも知られている英国の白人プロデューサー

ジョナサン・キングの別名ユニットだ。

キング氏は複数のアーティスト名でロック、ポップスのヒット曲を多数手掛けており、この曲もその一つである。

おそらくピグレッツ(子豚ちゃん)という名義も適当に付けただけなのだろう。

当時の英国スキンヘッド達にウケにウケていた初期レゲエ、ポップレゲエのクラシックとして愛され続けている曲だが、

まさかレゲエと関係ないアーティストが手掛けていたことは知らなかったし、

実はつい最近までこのシングルの国内盤がリリースされていた事も全然知らなかった。

それもそのはず原題と全く無関係な『ポルノソング』なんて邦題になっているのだから。

なんかの企画モノだと思って手に取ったらこの曲で驚いた。

確かにこの時代に英国で流行ったレゲエには下ネタが多い。

以前、ラジオ『千のヴァイナル』で

成人向けレゲエの世界

って特集をやったことがある。

https://imag002.exblog.jp/21866237/

でも、この曲が特別下ネタって訳でも無いし、それならこの時オンエアした曲なんてほとんど『ポルノソング』で良いかも。

多分当時の日本のレコード会社の担当者も、

なんとなく雰囲気で邦題を付けてると思う。

ただ、このキング氏、英国ではテレビ司会者としても有名な人物なのだが、

重性犯罪と猥褻罪で何度か逮捕されたりしているらしい。

下ネタソングかどうかなんて話以前にアウトな経歴の持ち主だった。

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Johnny Reggae シングル各国盤ジャケ。日本盤含めてテイストは全く統一されていない。

by imag0020 | 2019-02-23 01:16 | 素晴らしき邦題の世界

音頭

『素晴らしき邦題の世界』

アイマグブログ初期の頃に紹介していたシリーズ
洋楽シングル邦題マニアの僕が長年探し求めた1枚。
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コステロ音頭
原題は[The World and His Wife]
名盤アルバム[Punch The Clock]
からのシングルカットで、
A面『シップビルディング』は、
82年当時のフォークランド紛争に対する風刺を唄った名曲であり、
もともとはロバート・ワイアットに提供した曲を
コステロがセルフカバーしたものだ。
ひっそりとチェット・ベイカーがゲスト参加していたりする。
問題のコステロ音頭はそんな名曲シングルのカップリングとして収録されているのだが、
なぜ、こんな脱力系タイトルになったのか?
一瞬、コステロが大瀧詠一のように音頭に取り組んでいたのか?
と本気で思ってしまうが、
なんのことはない、
ただこの曲のイントロが
「音頭っぽく聴こえる」
というだけなのだ。
この曲の訳詞は、
かのピーターバラカン先生が書かれたそうで、
ライナーノーツも書かれていた。
この邦題もレコード会社の担当ディレクターのおふざけではなく
バラカン命名説もある。
現在流通しているアルバムでは、
原題をカタカナ表記した邦題に変わっているらしく、
それもあって、このシングルがレア盤(または珍盤)扱いされているのだ。
コレ、いざ探してみるとホントに見つからない。
たまにバカみたいに高額で出品されていて、
ただ邦題が面白いというだけで、
そんな値段で買う人がいるとは思えないのだが、
(普通に名曲シップビルディングのシングルとして欲しい人もいるんだろうけど)
この国内盤7インチに関しては、
ジャケにある『コステロ音頭』という文字が、
プレミア価格の大半を占めている。
大体この手のレコードが出てくる時って
放送局などから処分された見本盤だったりするけど、
今回は全くの偶然で、
盤もジャケも新品みたいな状態の奇跡の1枚に出会った。
値段も信じられないくらい安くて、
もしかして知らない間に再発でもしたのかと思ったほど。
手に入って嬉しかったが、
だからと言ってDJに使える訳でもなく、
結局はこうやって話のネタにした後は
他の7インチとともに箱に入れられるだけではある。
聴きたければアルバムも持ってるし、
もう役目は終わってしまったのかも。


by imag0020 | 2016-04-11 10:04 | 素晴らしき邦題の世界

哀愁

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#12
THE BOOMTOWN RATS / I DON’T LIKE MONDAYS
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アイルランド出身のバンド、
ブームタウン・ラッツの代表曲(79年)
この曲は78年にアメリカで実際に起きた
16歳の少女による 自宅近隣にある小学校での
ライフル乱射事件を題材にしている。
月曜を迎えるのが憂鬱であるというだけの理由から、
父親のライフルを持ち出し、
誰彼構わず射殺しようとした
というセンセーショナルな事件、
逮捕された少女が放った一言、
それがこの
[I Don't Like Mondays]というタイトルになっている。
「月曜日は嫌い」この台詞をどう邦題に結び付けるか、この曲は
オペラ的要素を採り入れたクイーンのような
ドラマティックな構成の楽曲であり
『哀愁のマンディ』と付けた担当者のセンスが光る。

その後バンドのリーダー、ボブ・ゲルドフは、
エチオピアを中心とした アフリカの飢餓救済のために
自らが呼びかけたアーティストの集合体を
[BAND AID]と名付け、
84年のクリスマス時期にチャリティソング
[Do They Know It’s Christmas?] をリリースする。
バンド・エイドには、バナナラマ、カルチャークラブ、デヴィッドボウイ、 デュランデュラン、ユーリズミックス、ヘヴン17、ヒューマンリーグ、
ミッジユーロ、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、フィルコリンズ、 ポールマッカートニィ、スパンダーバレエ、スタイルカウンシル、 ワム!、U2、といった
英国を中心とした50名以上のビッグネームが終結、
当然のようにUKチャート1位のビッグヒットを記録する大成功を収めた。
さらに、即座に反応を示したアメリカのアーティストたちによる、
[USA for AFRICA]や、
世界中を巻き込んだ[LIVE AID]などへと発展し、
ボブ・ゲルドフは一躍時の人となり、
それらの功績が認められて、
英女王エリザベス2世から栄誉あるナイト爵位を含む数々の賞を受賞した。
しかし、これら一連のトピックスは、
彼らの知名度を一気に世界中へ
拡げたにも関わらず、バンドとしての活動はフェイド・アウトしてしまった。

by imag0020 | 2008-05-30 16:05 | 素晴らしき邦題の世界

哲学

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#11

BRUCE LEE / MY WAY OF KUNG-FU
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今回はこのシリーズ中ではかなりの異色作を紹介。
老舗映画専門誌『ロードショー』の
ブルース・リー7周忌追悼記念号特別付録として
制作されたソノ・シート7インチ。
東宝レコードからLP、シングルが発売された
『マイ・ウエイ・オブ・カンフー』(79年)
から抜粋して編集したダイジェスト盤。
香港ゴールデン・ハーベスト社が長年秘蔵していた
肉声録音テープ(英語、広東語のヴァージョンがある) を
編集し、音楽を加えたもので、正式な録音年月日は不明。
(まだリーの主宰する『ジークンドー』という
オリジナル武道の名称が出てこないことから、
かなり初期、『グリーン・ホーネット』の頃
ではないかと言われている)
『燃えよドラゴン』で「考えるな、感じろ」
と、弟子に対して語るシーンはあまりにも有名だが、
リーの『マイ・フィロソフィ』はあまりにも深い。
しかし、リーは絶妙な『たとえ上手』でもあり、
かなり難解な内容であっても興味深く聴けるし、
なんとなく理解出来たような気分にさせてくれるのである。
それにしても『私の武道哲学』とは、
堅いイメージではあるが絶妙な邦題センスである。
こんな哲学を語っただけのレコードまで話題になるほど
当時リーの作品はまだまだ渇望されていたわけで、
没後7年を経てもなお、
リーの人気が全く衰えていなかった事の証明となる1枚である。
ただ、哲学を語るのに『怪鳥音』(リーの雄叫び)は必要ないと思う。
by imag0020 | 2008-05-21 21:45 | 素晴らしき邦題の世界

反逆

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#10

RHYTHM HERITAGE / THEME FROM S.W.A.T.
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ロック、ソウル、レゲエ、パンク、ヒップホップ etc.
我々の嗜好する音楽が共通して抱える最大のテーマ
それは『抵抗、反逆』である。
我々はそれらを総称して[REBEL MUSIC]と呼んでいるが、
今回はその『反逆』を邦題に使ったシングルを紹介。
まずは、トム・スコットにレイ・パーカーJr.、ゲストにリー・リトナーまで参加した
西海岸の凄腕スタジオ・ミュージシャンの集合体フュージョン・グループ
リズム・ヘリテッジのアルバム[Disco-Fied](76年)からの全米No.1ヒット。
これは米ABCテレビが75年から放映し人気を博したドラマ
特別狙撃隊SWAT』のテーマ曲で、
スタジオ・ミュージシャンの演奏による史上初の全米1位曲である。
ジャケットに『ディスコサウンズ』と表記されている通り、
この年代は続々とディスコヒットが生まれるディスコ黄金期であった。
しかし、我々にとって重要なのは、この曲があの
レア・グルーヴ、クラシック・ブレイクの入門者にとって
ガイド・ブック的な役割を果たすパイレーツ・コンピ
[Ultimate Breaks & Beats]シリーズ(全25編)に収録されていることだ。
この曲の最も有名なサンプリング例として
[L.L.COOL J. / I'm Bad](87年) の、
http://www.youtube.com/watch?v=ZpM4G20Ltpk&feature=related
クールJの声とともに飛び切り揚がっていく
あのイントロ部分の元ネタがこの曲である事を知り、
さらに今度はそれを2枚がけするトリッキーなプレイへと発展していく。
ヒップホップの様式やマナーを順に体現できる理想的な、
まさに『反逆のテーマ』である。

BILLY IDOL / REBEL YELL
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ピストルズ、クラッシュ、ダムド、ジャム、
英国のパンク・ムーヴメントから多くの才能(タレント)が
生まれたことは改めてここで紹介するまでもないが、
中でもここに挙げるビリー・アイドルは
最も商業的成功を収めたアーティストの一人だろう。
ビリー・アイドルは通称「ブロムリー軍団」と呼ばれた
ピストルズの親衛隊の構成員(ただの取り巻き)だった。
そこには後にピストルズのメンバーとなり、
パンク・イコンとなるシド・ヴィシャスや、
スージー&ザ・バンシーズを結成するスージー・スー、
他にもアダム・アントなども含まれていたようだ。
(プリテンダーズのクリッシー・ハインドやポーグスのシェーンらの姿も
初期パンクのドキュメンタリーで確認できる)
ビリー・アイドルは自身のバンド、ジェネレーションXを結成し、
ルックスの良さも手伝って日本でも人気を誇っていたが解散、
81年、単身ニューヨークに渡る。
そして、このシングルと同タイトルのソロ第3弾アルバム(83年)で、
ついに全米でのブレイクを果たすのである。
それにしても、パンクにシリアスなものを求めるリスナーには
絶対に受け入れられることのなさそうな、
ビリーのキャラ立ち具合も今となっては結構笑える。
(50代になった現在も当時とほとんど変わらないルックスらしい)
『反逆のアイドル』と、仰々しく銘打った邦題だが、
歌詞を読む限り大してメッセージ性のある反逆でもないし、
シドらが作ったステレオタイプなパンクのイメージを偶像化した
ストレートなロッカーに過ぎなかったのだ。
同じくジェネレーションXのベーシストだったトニー・ジェイムスが結成する
ジグ・ジグ・スパトニックの方がもっと如何わしくてカッコイイ。
(こちらも『反逆』とは程遠いイメージではあるが)
最後にその他の『反逆』ソングを挙げてみよう。
反逆のジャンプ / モントローズ(76年)
反逆のロックンロール / クワイエットライオット(78年)
他にもあるだろうが意外に少ないかもしれない…。
by imag0020 | 2008-05-20 18:08 | 素晴らしき邦題の世界

瞑想

『素晴らしき邦題の世界シリーズ』#9
SCORPIONS / IS THERE ANYBODY THERE?
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ジャーマン・ハードロックの雄、
スコーピオンズの6 thアルバム
[Lovedrive](79年)よりシングル・カット。
このインパクトのあるジャケットはアルバムからの流用だ。
ハードロック・バンドのスコーピオンズがレゲエ?…。
全くピンと来ないが、これがなかなか良い曲。
スコーピオンズはアルバムの邦題も名作揃いだ。
1 stアルバムから『恐怖の蠍団』、『電撃の蠍団』、
『復讐の蠍団』、『狂熱の蠍団』、『暴虐の蠍団』、『蠍団爆発!(ライヴ)』…と続く。
もう、原題に関係無く「なんでも蠍団」の世界である。
このような邦題のセンスもハードロック、メタルの様式美の一つ。

by imag0020 | 2008-05-10 19:49 | 素晴らしき邦題の世界

関係

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8
THE POLICE / EVERY BREATH YOU TAKE
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PHIL COLLINS / AGAINST ALL ODDS
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ポリスは83年、
フィル・コリンズは84年の全米No.1ヒット。
ともに原題からの直訳ではなく、歌詞の内容から意訳して付けられた邦題だ。
見つめていたい』と『見つめて欲しい
完璧なバランスで需要と供給が成立した両者の関係ではある。
国内での発売元が同じワーナー・パイオニアであることから、
ポリスの大ヒットにあやかった
同じ担当者の仕事ではないかと勝手に解釈している。

by imag0020 | 2008-05-09 23:38 | 素晴らしき邦題の世界

主張

『素晴らしき邦題の世界』シリーズ#8
THE CLASH / KNOW YOUR RIGHTS
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アメリカでのクラッシュ史上最大のヒットとなった、
5 thアルバム[Combat Rock]からの先行シングル(82年)
他にも[Rock The Casbah],[Should I Stay Or Should I Go]
といったシングル・ヒットが生まれたアルバムだが、
それらと比較すると、どうにも地味な印象が拭えない曲だ。
本来のクラッシュらしい生真面目さとでも言うべきか。
なにしろ邦題が『権利主張』である。
だがクラッシュほど漢字(日本語)タイトルがハマるバンドもない。
これはクラッシュの国内盤をリリースするCBSソニーの
当時の担当ディレクター氏のセンスなのだろうが、
相当クラッシュを理解していた人であろう。
邦題を並べてみるだけでクラッシュというバンドが理解できるのだ。
[White Riot]→『白い暴動』
[Give ‘em Enouh Rope]→『動乱』
[English Civil War]→『英国内乱』
[The Equaliser]→『平等』 etc.
まさに詩人であり革命家であったジョー・ストラマー
という人物像そのままの言葉が並んでいる。
筆者が中学生の頃、初めてクラッシュを見た時の印象も「漢字」だった。
『コンバットロック』のジャケットにも使われているバンコクの線路上で
撮影された写真でジョーが『無線衝突』と書かれたTシャツを着ていて
「なんで日本語書いてるんだろう?」と不思議に思ったり、
後にも先にもたった一度きりの来日ツアーとなった82年のライヴが
当時NHKでオンエアされていたのだが、
その時もジョーは『団結』と書いたハチマキを巻き、
右腕には「世界はひとつ」、左腕には「ミッキーマウスを殺せ!」(笑)
というメッセージをマジックで書いていたのだ。
それにしても、このジャケットにおける『権利主張』の重さ、
レイアウトの迷いの無さはどうだ。文字通り「主張」している。
当然、英国盤等はこの四文字が入っていないデザインなのだが、
どう考えても日本盤の仕様の方が優れているし、
外国でのウケも良かったのではないかと思う。
by imag0020 | 2008-04-17 22:53 | 素晴らしき邦題の世界

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


by imag0020
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