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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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楽聖

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Ludwig van Beethoven

昨年頃から急にベートーヴェンが気になりはじめた。

最初に断っておくが僕はクラシック音楽に造詣がない。

ベートーヴェンについて音楽的にどうこう言える知識もない。

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僕なんかは若い頃に観た映画『時計じかけのオレンジ』の

主人公アレックスのベートーヴェン好きっていう設定のお陰で

ヴァイオレンスを誘発する音楽ってイメージを持っていた。

とりあえず今は音楽よりもベートーヴェンの容姿が気になっている。


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撮影 1997831


これは社の90年代にヒットしたTシャツ。

実は1994年か95年だったか、

このTシャツが正に出来上がった直後に

このTシャツを作った人達とDJをやる機会があった。

その時、プライベートで同行して遊びに来ていた女優さんが、

このTシャツを着ていて目を奪われた。

「エー、ベートーヴェンって、面白いな」

でも、その時はその元ネタが何なのか気づかなくて、

翌月、当時彼らが連載していた雑誌のページに「解る人には解る」みたいな書き方でベートーヴェンTシャツを掲載していたのを見て、「あー、コレってスヌーピーの?」と判明。

PEANUTSの登場人物シュローダーが芸術神と仰ぐベートーヴェン。

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最近出たベスト盤CD 適当なベートーヴェン画

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↑最近の物
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↑かなり雑なベートーヴェン
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↑ベートーヴェンに見えない
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↑珍しい横向きベートーヴェン着用
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シュローダーは基本的にボーダーのTシャツか

ベートーベンのスウェットしか着ていない(定かではない)

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B社のTシャツ(およびスウェット)は、

1966製のポケットドールが着用しているスウェットにプリントされたベートーヴェンをそのまま再現したと思われる。

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かなり細部まで忠実に再現


こんなの誰が思いついたんだろ?と感心したものだ。

僕らもZOOTの頃、クラッシュの北米ツアー時にクルーが着用していたTシャツを写真集で見つけ、再現してみたりしたことがあるけど、そういうアイディアが大好きだ。

ただ、コレはあくまでシュローダーが着ていたスウェットの再現だが、

そもそもベートーヴェンに限らず音楽家や偉人の肖像をプリントしたスウェットは60年代には実在していて、

ヴィンテージウェアを扱う古着屋さんで運が良ければ出会うこともある。


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どの店もなかなかの高値をつけているし、

マニア垂涎の的になっているのですぐ売れてしまうが。


モチロン、B社以降、国内外のアパレルブランドも
多数ベートーヴェンコレクションをリリースしている。
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↑U社 アレックスの部屋に飾ってたベートーヴェンか
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↑W社 シュルツ画を使用
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↑FTCも同じ画を使用


これらを見ていると、

あまりにも多くのベートーヴェンが存在するので、

ベートーヴェンって本当はどんな顔なんだろう?

と、興味が湧いてきたのだ。


僕らが認識しているベートーヴェンの顔って音楽室に飾ってある肖像画と音楽の教科書や伝記に出てくる画がイメージの殆どを占めている。

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↑一人だけ近代じゃなくて現代の巨匠が

記憶スケッチのお題にベートーヴェンが出たら、

まずあの輪郭、次に髪をボサボサにして、

仕上げに眉間にシワを寄せた怒り顔で描くことになるだろう。

坂本龍馬やチェゲバラ等と同様アイコン的にイメージが統一されているが、彼らと決定的に異なるのは写真が存在しないことだ。

だから当時の肖像画を信じるしかない。

あと、コレも不思議だったのだが、上の画像にもあるように

バッハ、ヘンデル、モーツァルトとかの肖像画を思い出すと、

みんなクルクルにカールしたヘアスタイルなのにベートーヴェンだけボサボサ。

調べてみると当時まだ音楽が商業的ではなく、

貴族や教会が収入源だった音楽家の宮廷に出入りする際の

正装としてカツラを被っていたようだ。

つまりベートーヴェンはトレンドにもドレスコードにも左右されることなく地毛で勝負?していたのだ。

ここら辺がベートーヴェンの反逆イメージに繋がっているのかもしれない。

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↑そりゃチャックベリーも歌うわな 


自分には無縁の存在だと遠ざけていたクラシックだが、

そうやってベートーヴェンを身近に感じるようになっていった。

そしたら、最近になって判明したのだが、

なんとベートーヴェンは

今年生誕250アニヴァーサリーイヤーだった!

逆にそんなタイミングで盛り上がってるのが

ちょっと恥ずかしい気もしてきた

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これまた僕には関係なさそうな

nico and .,.

なるショップがベートーヴェンとコラボ?した

グッズを大展開していたのだ!

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しかも、しかも、キャラクターイラスト

まさかのかせきさいだぁが手がけていた!

最終的にベートーヴェンがここまで接近するなんて。

このオチは想定外だった。
本来なら自分で描いたベートーヴェンで締めるべきだろうが。


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Rodney Mullen 談     映画 Bones Brigade An  Autobiography




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by imag0020 | 2020-02-21 13:27 | My Favorite Things

追懐

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阪神タイガース THE MOVIE ~猛虎神話集~

2020214日 全国ロードショー

制作 『阪神タイガース THE MOVIE』製作委員会

配給 KADOKAWA


プロ野球球団 阪神タイガースの創設85周年を記念して製作された、

球団初の公式ドキュメンタリー映画

1973年の江夏豊、史上初の延長ノーヒットノーラン」や「1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発」「矢野タイガース“新世代のニュースター”」など、ファンの間で「神話」とも呼ばれる伝説的なシーンのほか、これまで語られていなかったエピソードも含め、蔵出し映像や新規インタビューで球団の歴史を掘り下げていく。熱狂的なタイガースファンとしても知られる俳優の石坂浩二が出演のほかナレーションも担当。元タイガース選手で「ミスター阪神タイガース」こと掛布雅之がナレーターを務め、現役選手も多数登場。

エンディングには「六甲おろし」が流れる。

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長い長い85年という歴史の内、

僕も、阪神ファン歴は50年近いと思う。

確か唯一の日本一となった1985年が50周年だったと思うけど、あれから35年間も日本一になってない。

それどころか最後にリーグ優勝したのも15年前だ。

その2005年に創設された楽天イーグルスでさえ

2013年に日本一になっているというのに。

これほど弱い(と言い切ってしまおう)のに、

これほど人気が継続してるのはなぜなのか?

矢野、金本、下柳の移籍組アラフォートリオ

JFK (ジェフ、藤川、久保田)の最強リリーフトリオらが

揃ってる時にあと一歩で優勝を逃してるのが痛い。

大昔から「あと一歩で優勝だったのに」

なんてシーズンが何度もあった。

それでもついてくる熱狂的なファン。

ファンが多いから関西のメディアも阪神ファンに向けた報道に偏重してしまう。

ファンのせいで球団もチーム編成の改革に本気で取り組まないし、

選手も本当のスターになる前に勘違いしてしまう、

なんてことはよく言われてきた。

例えば吉本の芸人さんなんかは一度大阪で売れてから

東京進出して全国区のスターになっていくシステムが

自然と構築されている。

昔、金本が若手選手に向かって

「おまえらは関西のごく一部のマスコミとか尼崎商店街で有名なだけだぞ。そこから一歩出たら、誰もおまえらのことなんか知らん! 勘違いするなよ」

って叱咤したらしいが、そういうことだと思う。

他球団ファンに阪神の選手で知ってる名前を挙げてくれって言って何人の名前が出るか。

鳥谷もいなくなった今、おそらく藤川、西、藤浪、能見くらいじゃないかな?

野手なんて福留糸井の大物移籍選手くらいだろう。

よくて梅野、近本あたりが出るくらいか。

阪神ファンが期待し続けてきた江越、中谷、陽川なんて知らないと思う。


今回の映画も85周年記念映画なのに、

松村邦洋とか千秋とか起用してるのがもう。

いや、僕も松村好きだし、

二人とも阪神ファンの代表として文句は無いのだが、 

それはあくまで関西ローカルの特番レベルならって話だ。

掛布さんのキャラもナレーター向きじゃないだろう。

劇場で公開する作品なら球団の歴史と伝統の重みが感じられる作りにしてほしい。

それこそ他球団ファンの人が観ても面白いと思えるような内容。

藤村富美男、吉田義男、村山実の時代や江夏豊、田淵幸一

阪神ユニフォーム姿を若いファンが知らないのは当然だし、

僕だって田淵をギリギリ観たことある程度だ。

製作者サイドがどの世代にフォーカスを当てるかで変わってくるだろう。

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僕はメジャーリーグドキュメンタリービデオが好きで以前よく見ていたのだが、

大昔の選手の偉大さ、時代背景などの見せ方が非常に上手くて、全く当時を知らなくても魅了されていった。

製作側の過去の歴史に対するリスペクトがちゃんと伝わってくるし、現代に繋がっていってる様も感じられる。

江夏の奪三振記録とかバース掛布岡田のバックスクリーン3連発とか、もう語り尽くされてきたオールドファンなら誰でも知ってる話なんだから、そこは当人よりも他の選手や関係者に証言させ検証していくスタイルの方が面白くなると思うな。

松村の中途半端な笑いの要素なんていらないのでは?

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と、言うわけでここまで書いといてアレですが、四国では

シネマサンシャイン エミフルMASAKI

のみで上映中らしいです。


by imag0020 | 2020-02-19 17:02 | 野球評判家

薫陶

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野村克也さんが急逝されました。

訃報はいつも突然やって来る。

それにしても残念でなりません。

過去にも幾度となく野村さんについて書いてきましたが、

僕は野村信者でした。

僕が子供の頃、

初めて球場で観戦したプロ野球の試合は

大阪なんばにあった大阪球場での

南海ホークス 近鉄バファローズ

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カルビー野球カード 1976


その時すでに野村さんは監督兼4番キャッチャーという、

監督・脚本・主演を独りでこなす人でした。

いま想えば当時の野村さんってまだ40歳とか

それくらいの若さだったと思うけど。

観客がめっちゃ少なかったことと、

その日も野村さんがホームラン打った事は記憶に残ってます。

南海、阪急、近鉄、在阪パリーグ球団全て好きだったけど、

好きな選手と言えば掛布さんや王さんだった。

どちらかと言えば実際の野村さんよりも水島新司先生の『あぶさん』で描かれるノムさんに対して親しみを感じてましたね。

それから随分経ち大人になってから野球の奥深い部分に興味を持つようになっていったのは野村さんの数々の著書によってでした。

一時は出る本、出る本、片っ端から読んでた。

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https://imag002.exblog.jp/26366042/


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2010に復刊された

野球は頭でするもんだ 完全版 上・下』(朝日文庫)

本の帯に付いてた応募券を送ったら、

たった5人しか当たらない読者プレゼントに当選したんですよ。

そんなもん送った事すら忘れてたから、

ある日突然『朝日新聞社』から何かが届いて

何だろうコレ?と思って開けたら立派な書が出てきた。

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こんなの、もしその辺で野村さんにお会いできても

書いてもらえるようなサインじゃないので興奮して。

それ以来、野村さんへの想いがさらに強くなり、

ファンレターならぬ読書感想文を書き、

本に添えて直接送り付けるようになったのです。

野村さんにしたら迷惑な話なんですけど、

読んだ本を送ったらちゃんとサインして返信してくださって。

しかも一週間くらいで。

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僕もまた図々しいから本に栞を挟むように、

野球カードを本の間にさり気なく?入れておくと

それにも漏れなくサインしてくれて。

もう嬉しくて嬉しくて僕の中で一方的に野村さんを文通相手みたいに感じて、その後も調子に乗って何回も送ってしまいました。

本当に失礼な話だけど、

それでも「野村さん暇なのか?」ってくらい即返信が来る。

流石に野村さんも「また松山の奴から来てるぞ」って認識してたんじゃないかな?

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返信封筒に書かれてある差出人の住所も直筆で、

これなんて普通のサインより貴重やん!

って大切に保管しています。

「それってサッチーが代わりに書いてるんじゃない?」

って言われたこともあるけど

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どんな作家の本よりも野村さんの著作を読んできたので僕の中で野村さんは偉大な野球人であると同時に文豪でもある。

もっともっとお元気でいてほしかったけど、

サッチーが亡くなられてからテレビで拝見しても明らかに元気が無くなっていたような気がしてました。

本当に残念、野村さんに感謝の気持ちを伝えたかったなぁ。

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名将としての素晴らしい経歴に傷が付く事も厭わず暗黒時代の弱小阪神の監督を受諾してくれた3年間にもっともっと感謝し、

阪神も追悼試合くらいやるべきだと思う。

あの3年間があったからこそ次の星野監督就任も実現したし、2000年代の躍進もあったんだから。






安らかに



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週刊少年ジャンプ 1974年9月30日号より

『侍ジャイアンツ』に登場するノムさん



by imag0020 | 2020-02-14 09:09 | 野球評判家

意志

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GさんとEさんがやって来た2005年のXなフライヤ


下北沢 DISC SHOP ZERO (DSZ) 店主、ライター、DJ

E-JIMA こと 飯島直樹さんが死去されたとの報を受け大きなショックを受けています。

僕が松山でZOOTEARTHBEATと理想ばかりを追ったショップを続ける中で、その理想を具現化していたDSZと飯島さんの事をいつも意識していました。

ZOOTって名前もレコード店のリストをA to Zで掲載する時、ZEROの次にZOOTが並ぶように(つまり最後に来るように)「Z」から始まる店名にしたほどです。(実は間にZESTがあった)

そんな適当な話はさて置き。

DSZと並行してANGEL'S EGGというレーベルの運営も含めて、その親切丁寧な仕事には毎回感心させられました。

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「永遠の推薦盤ダブ編」永遠に眺めてられる

特に誰もが手にした事あるであろうポストカードサイズのフライヤ、ジン、フリーペーパー、配布するサンプラーCDとか。

アートワークも含めて刺激を受けずにはいられなかったな。

ZERO0152BEAT BOP、僕が意識したレコードショップはそれぞれ店主の嗜好や思想が隅々まで行き届いてる、

店主自身が方向性を示す看板のような存在であり、

中でも特に飯島さんに対して強烈なシンパシーを感じていました。

僕が最もDSZを意識した選曲をしていた

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WILD PAARTY SOUNDSっていうパーティのCDを飯島さんに渡したらとても気に入ってくれて「子供を寝かせるのにいつも聴かせてます」って

お子さんが産まれた時にテレタビーズのグッズをプレゼントしたことも。

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僕のアウターナショナルミックスCDも取り扱ってもらったり、EKDがデビューした時とか何かにつけて僕の名前を挙げてくれたり。

そういえば随分前に飯島さんから「愛媛出身の女の子がよくお店に来てくれてダブのレコード買ってくれるんですよ。そんな感じの音楽を聴くようなルックスじゃなかったから話したら、どうも鎌田さんとこのお店のお客さんだったみたいですよ」

って言われて、「へー、誰だろ?」って思ってたら、

それが現在のナツサマーだったり

ブリストルから、あるアーティストが松山でもライヴをやることになった時も、よろしくお願いしますってわざわざ連絡くれたな。

マッシヴアタックのとんでもないエラー盤が出てきて、

珍しいのかどうかも判らないので、マッシヴアタックの事なら飯島さんしかいないと思ってメールで質問したら、飯島さんですら知らなくて妙に嬉しかったことも

そうそう、僕が「音楽評判家」を名乗ってたら、

飯島さんがいつの間にか「音楽紹介家」を名乗ってて笑ったなー。

音楽紹介家って飯島さんそのものやん。

ここ最近やり取りしてなかったから突然の訃報に言葉を失いました。

ショップをクローズしてしまった僕にとって、ずっと続けていた飯島さんは希望の光でもあった。

滅多に東京に行くこともないけど、行けば下北のあの場所にあの店が当然のようにあって飯島さんが座ってる、永遠にそうなんだと思ってました。

誰かがその意志と業務を引き継いでいってくれたら

遠い場所から願いながら、

飯島さんとご家族に哀悼の意を捧げたいと思います。


DSZ 2009年のブログ

http://discshopzero.blog63.fc2.com/blog-entry-269.html?sp


https://imag002.exblog.jp/amp/25246208/


by imag0020 | 2020-02-13 08:26 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


by imag0020
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