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アイマグブログ― カマタヒロシ 

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空耳

素晴らしき邦題の世界 シリーズ vol.19

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Led Zeppelin / D'yer Mak'er


レッドゼペリン(と、あえてこだわって表記、以下ZEP)

1973年のシングル。

高校生の頃の僕はこのバンドが嫌いだった。

80s世代の僕らにはパンク以前の70年代のバンドはルックスを含めて受け付けなかった。

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ロバートプラント達のセッション、

ハニードリッパーズは好きだったけど。

今でもそれほどZEPを理解してるとは言えないけど好きな曲は結構ある。

中でもこのシングルが好きで、

なぜかと言うとレガエ(レゲエ)を演ってるから。

(レガエ表記についてはまた次回)

最初知った時はめっちゃ興奮した。

まさかZEPがレゲエなんて、と。

そして、このシングルは個人的に洋楽邦題史上最も面白い物の1つだと思っている。

なぜなら、当時このタイトルをカタカナで書いたレコード会社の担当者は邦題を付けることを諦めたのではないか?と感じたからだ。

我々日本人には発音の難しい

D'yer Mak'er

コレをなんとかカタカタ表記してみたのが

ディ・ジャ・メイク・ハー

って邦題になったのだろう。

きっと読み方も意味も正解が解らぬまま書いたと思う。

D'yer Mak'er? は、

Did you make her? 

を略して表記しているらしい。

確かにカタカナにするのは難しい。

例えばスペイン語ではあるけど、

ジプシーキングスのヒット曲

Djobi Djoba

「ジョビジョバ」

のように、頭の「D」は発音から消える。

D'yer Mak'er?

ジュメイカー?」って感じか。

コレ、何が言いたいのかよくわからんってなるんですけど、

要は「ジャマイカ」って聴こえるように

空耳アワー的効果を狙ってるらしい。

「ディド・ユー・メイク・ハー?」

「ディジューメイカー?」

「ジュメイカー?」

「ジャメイカ?」

「ジャマイカ!」

バンザーイ!バンザーイ!ってやつ。

ちょっとアルバムの中で一曲レゲエをやってみて、

タイトルもちょっと捻って解り難くしてみたのだろう。

本国では出ていないが北米ではシングルカットされ、

全米チャートトップ20入りのヒットシングルとなっていて、

このように日本盤シングルまでリリースされていた。

レコード会社の担当者がおそらく困ってカタカナ表記しただけではあっても、 

日本だけの珍邦題名盤として僕の数少ないZEPお気に入りの一枚となっている。

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# by imag0020 | 2019-10-19 11:42 | 素晴らしき邦題の世界

芦笛

素晴らしき邦題の世界 シリーズ vol.18

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Sonia Lopez / La Pollera Amarilla

メキシコの女性シンガー、

ソニア・ロペス1965のヒットシングル。

邦題は『黄色いスカートのクンビア

タイトルの pollera amarilla は翻訳すると

そのまま「黄色いスカート」となるので

直訳系邦題ではあるのだが、

まず「~のクンビア」としていることに注目したい。

日本のレコード会社は、海の向こうで流行し始めたニューリズムや多様なダンスミュージックを積極的に紹介してきた。

ボサノヴァ、ブガルー、ルンバ、マンボ、チャチャチャ、サルサ、スカやレゲエもそうだ。

それぞれの言葉の響きも日本人の耳には聴きなれなく新鮮なものだったのだろう。

これらのレコードの国内盤には必ずと言っていいほど邦題に

「~マンボ」とか「~スカ」とつけていた。 

そうすることで日本でも一大ムーヴメントになり、

日本人歌手も採り入れカバーし、ポップスとしてヒットさせるパターンがあった。

(モチロン、日本人のクンビアも出ている)


さて、この『黄色いスカートのクンビア』だが、

実はよくあるヒット曲の二番煎じを狙ったレコードだった。

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カルメン・リベロ楽団演奏による

赤いスカートのクンビア (La pollera colora)』(1965年)

という大ヒット曲があってあからさまに便乗したのが、

このソニアロペスのシングルで、

結果これもヒットしてしまったようだ。

こうなると商魂逞しいレコード会社がチャンスを逃すはずもなく何の捻りもないまま

青いスカートのクンビア

までリリースさせたがさすがに無理があったようだ。

それにしても我々DJの間でクンビアが本格的に流行したのは2000年代に入ってから。

こうやってリアルタイムで日本に入ってきていたことに今更ながら驚かされる。

この日本盤シングルは海外でも高額取引されている一枚だ。


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「せっかく黄色いスカートで売れたのにジャケットにも黄色いスカートで出ろや!」
ってレコード会社や先輩芸人から突っこまれなかったのだろうか?そこ、ブレたらアカン。

# by imag0020 | 2019-10-13 11:22 | 素晴らしき邦題の世界

大開

大阪Cabo 20周年イベント無事終了。

今回は野田阪神にある老舗ライヴハウスで開催されたんですけど、急遽決定したということで告知期間も短かったし、

いわゆるミナミやキタの繁華街とは少し外れた場所ってこともあって、本当にお客さん来るのかな?って少し不安でした。

でも開けてみたら満員のお客さんが集まってきて。

僕ですら馴染みの顔ぶれのお客さんが何人もいたし凄いなと。

いつも書いてるけど大阪って大都市の中にあって中崎町時代からのローカルなコミュニティが仕上がってる感があります。

俊美さんもライヴの後にMC

結局は人だから」って言ってたけど、

ホント全てはそれに集約されてると思う。

店でもイベントでも場所はもはやそれほど関係なくて、

信頼できる人と支持してくれる人がいてくれれば何処でも可能なんだと。

もう店主の人柄そのものが垣間見れる客層で本当に心から楽しんでくれるお客さんだったのが羨ましくもありました。

舞台袖から観てて、これは俊美さんもライヴやってて気持ち良いだろうなって。

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個人的にもDJ NICE ONE KAZことホテイ君との再会を喜び、イベント終わってからもホテルの部屋でめっちゃ語って音楽聴いて呑んで笑った。 

彼は部屋でもご機嫌で音楽かけて踊ってました。

昔、二人で海外買い付けに行ってた頃は、

ホテルでもおとなしく過ごしてたのに

相変わらず現場でのDJもカッコよかったし、

しくじらないルーディの見本でした。

あとは安定のDJ宮本雅夫君と前川さんのライヴ、どう絡んでいいかわからないキャラクターの大野裕也君も良かったです。

結局全て良かった。

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みんな同じ服装なのに

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DJ宮本雅夫のミックスCD2種類発売中。
もはやこれほど長く安定したミックスシリーズも他に無いかも。

# by imag0020 | 2019-10-07 11:31 | My Favorite Things

客演

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脱線3Little Bird Nation 略してLB所属、

スチャダラパー3本目のマイクTHE HELLO WORKS

そして、Afra、スチャダラ・アニとのドーナツ・ディスコ・デラックスRobochu & DAUZen-La-RockとのSpace MCz、スマーフ男組、曽我大穂、森俊二、KEN2D-SPECIAL、悪魔の沼とのジャンルを横断した数々のセッション客演でも知られ、

唯一無二の存在感と立ち位置で長きにわたり活躍する吟遊詩人ラッパー、

MIC WIZARD ROBO AGOことロボ宙がやって来ます!(長い!)

今回はVIDEOTAPEMUSICのゲストですが、

僕はロボ宙ファンなのでロボ宙こと庄司さん(本名)について書きます。

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と、言いながら昨年リリースされたソロアルバム『SCRAPPIN'』をまだちゃんと聴けてなくて。

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コレ、あの名作ファースト『銀河飯店』以来なんですね。

なんと15年ぶりだとか。

あの時、確かリリース記念で僕のラジオで

庄司さんに電話インタビューしたんですよ。

そしたら「何時頃に電話するから」って事前連絡してあるにも関わらず、

本番でスタジオから電話したらなんと本人はタクシーで移動中(宙)。

そのまま車内でインタビューに応じてもらって。

トークしながらドライバーに「あ、次を右へお願いします」とか、

「もしもし、いま誰と喋ってる?」って

最終的に「あ、ちょっと待って」って、目的地に到着してお金払ってるところまでオンエアされました

やっぱちょっと天然っていうか、常に何かオモシロエピソードに溢れてる人なんですよ。

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スカイラーキンから脱線3『DAS THE MIC』をリリースした時も松山でライヴをやったのですが、

翌日市内の古書店で宇宙の本だったかな?

子供向けの分厚い図鑑みたいなのを面白いって何冊か購入して。

で、帰りの機内でずーっと読んでたら満足して、

重いし荷物になるから置いて帰ろうと思ったらしく

全部座席に置き去りにして飛行機を降りて、到着ゲートを歩いてたら、

「お客様!お忘れ物ですー!」

って図鑑を抱えたCAさんが走って追いかけてきて 笑

結局持って帰ったとか、そんな話がいっぱいで。

みんなで『LBのすべらない話』とかやってくれたらロボ宙の話でMVS獲れると思うな。

庄司さんは僕と同い年なんですけど、なんか憧れる生き方してて、人当たりも良くて、多分誰からも好かれてると思う。

普段はシャイで物静かな人で、正直いるのかいないのかわからないような時もあるけど、

いざマイクを握ったら別人みたいになる。

まず、あの声がいいですから。

なにしろロボ宙って名乗ってるくらいだから

本当にロボットっぽいっていうか、エレクトロファンクみたいなサウンドにはバシッとハマるヴォイス。

SDPもロボ宙をフィーチャーした時に起きる化学反応で

もはや不可欠な存在になってる。

でも決して出過ぎない不思議な立ち位置。

例えば『LET IT FLOW AGAIN』なんてセンターに立ってるのにちゃんとBOSE君とアニ君を引き立ててて凄いなと。

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今回のVIDEOTAPEMUSICにフィーチャーされてる

連絡船』って曲も見事に音にハマってました。

なんというか、もはやラップというよりポエトリーみたいな、

これこそ真骨頂の吟遊詩人スタイルって感じで、

僕はクラッシュギンズバーグをフィーチャーした

ゲットーの被告人』って曲を連想したな。

これは絶対ライヴ観た方がいい!

10/20 松山THE 3rd FLOORにて!




# by imag0020 | 2019-10-04 08:59 | インフォメーション

境地

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ザ・ビートルズ
『アビイ・ロード』

50周年記念エディション発売!


『アビイ・ロード』が新たなミックスで、

ステレオ、5.1サラウンド、ドルビー・アトモスで発売:未発表のセッション音源とデモ音源も収録

927日全世界同時発売


3CD + 1ブルーレイ(音源のみ)収録、100p豪華本付ボックス・セット>

英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

<輸入国内盤仕様/完全生産盤>

価格:12,800円+税 / SHM-CD仕様


英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

デジパック仕様 / 40ページのブックレット付

価格:3,600円+税 / SHM-CD仕様


英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

価格:2,600円+税 / SHM-CD仕様


<直輸入盤仕様/完全生産限定盤>

3枚のLP入り限定盤ボックス・セット / 4枚のインサート付

英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

価格:11,000円+税


英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

価格:4,000円+税


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⑥カラー1LP

限定盤ピクチャーディスク仕様

英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

価格:4,600円+税


いやー、またこんなん出るのかって圧倒されるけど、

僕はこういったリマスター盤とか一度も買ったことない。

(クラッシュ『ロンドンコーリング』25周年を当時ウチの店で取り扱っててDVD観たさに買ったことはある)

以前も書いたことあるけど、僕はビートルズのアルバムでアビィロードが一番好き。

いや、アビィロードだけが好きだ。

今でも時折聴いている。

アルバムをアルバムとしてキチンと聴いている数少ない一枚だと思う。

シングルは他にも好きなのいっぱいある。

でもアルバムはこれだけ。

アナログLP 2枚+CDも所有している。

それで充分。

そんなに立派なサウンドシステムも持ってないので、今回みたいな新しいミックスを施してるものにも食指が動かない。

それに、こんなにいっぱいいろんなフォーマットで同時にリリースする必要があるのか?

だって、今までにも何回も何回もリマスターだのリイシューだのって出る度にビートルズファンは買わされてる訳でしょ?

で、今回もここに載ってるの全部買うんでしょ?

アビィロードだけでも家に何十枚も持ってる人がいるんでしょ?

さすがに「もう勘弁してくれ!」ってならないのか?

それとも新譜を待つ気分で「待ってました!」なのか?

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レコードコレクターズ』誌もアビィロード特集だったけど、それだって何回もやってると思う。

もう書くことも無いのでは? 

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確か2年くらい前にデアゴスティーニでもビートルズのアルバムがリリースされて、

書店にアビィロードが山積みされてるのを見たけど当然ああいうのも買ってるんすよね?

(しかも僕の嫌いな180g重量盤ってやつ)

過去のリリース盤との音の詳細な比較とか、

ジャケの写真の色の微妙な違いとか、

そんな細かすぎて伝わらない部分をまとめて書いているマニアの方のブログなんかもあって、それは見てみると面白いけど。

それと、僕は未発表テイクとかも興味ないんですよね。

その時、当人達が納得して出したものが完成形な訳で裏側には興味ない。

この有名なジャケ写の別テイクは興味深いですけどね。

そもそも、じゃあなんでわざわざ紹介するのか?と言われると、⑥のピクチャーディスクが欲しいから。

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(ちなみに『Something』のピクチャー盤7インチは持っている)

でも、5000円弱は高いなぁ。

正直言ってピクチャー盤に音質なんか求めてないし、なんだったら一度も針を落とすことなくフェイス(壁)行きですから、

極端に言えば音なんか入ってなくてもいいくらい。

ま、過去にもピクチャー盤は出てたから探せば安いのがあるんだろうけど。

そうか、50周年と言っても僕はアビィロードを真剣に聴くようになってたかだか20年程度の若造だから、

まだこれらを全部欲しくなるような境地に達していないのかも。



# by imag0020 | 2019-09-27 05:15 | My Favorite Things

DJ / 音楽評判家 / 80's洋楽王 / マットマートンファンクラブ / アイマグ編集長


by imag0020
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